恋人たちの会話
「あー、もう。最悪!」
「おーおー、荒れてんな。どうしたんだよ」
「どうしたもこうしたもないわよ。編集長ったら、急に特集を組むなんて馬鹿なことを思いついちゃって。明日、ある村の調査に行くの。本当、最悪!」
「それは大変だったな。それじゃあ、指輪を見に行くのは帰ってきてからにするか?」
「うん、その方がいいよね。ごめんなさい」
「いいんだよ。ったく、編集長の気まぐれにも参るな」
「……悪い人じゃないんだけどね。もっと早く言ってくれれば、まだいいのに。こうなったら、高い機材を買って経費で落としてやる!」
「ははっ、ほどほどにしておけよ。あと、無茶はしないで気をつけてくれ。危ないところには近づかないように。分かったか?」
「子供じゃないから大丈夫よ。心配性なんだから。ちゃんと気をつける。約束ね」
「ああ、約束だ」
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