戦国死闘 本コンテストでは自ら創作したオリジナル作品（一次創作）のみ応募可能です。 応募受付期間終了時点までに本文が10万文字以上であること。なお、長編、連作短編等小説の形式は不問といた。

第21話 義龍死す 💀8人目

　斎藤義龍は仲間たちの抵抗に激昂し、巨大な魔力を爆発させました。その瞬間、拠点内部が崩壊し始めました。

　草尾は仲間たちを守るため、身を挺して防御の結界を張りました。

　草尾: 「仲間たち、私が何とか持ちこたえるから、ここから脱出してくれ！」

　滝川一益: 「草尾、ありがとう。しかし、君一人では…」

　草尾: 「信じてくれ！私は必ず生き抜くから、皆が安全な場所に辿り着くまで私がこの場で耐える！」

　鈴木孫市と織田信秀は心配そうな表情でしたが、草尾の言葉に従い、慌てて脱出を試みました。

　拠点が崩壊し始める中、鈴木孫市と織田信秀が脱出する際、斎藤義龍が彼らを追いかけようとしていることに草尾は気付きました。

　草尾: 「鈴木、信秀を守ってくれ！私は彼を止める！」

　鈴木孫市: 「草尾、危ないことをするな！」

　草尾: 「一緒に頑張ってきた仲間たちを守るためには、私が立ち向かうしかない。鈴木、私を信じて！」

　鈴木孫市は躊躇しながらも、信じられないほどの決意に満ちた草尾を見て頷きました。

　鈴木孫市: 「頼む、お前が無事であるように祈る」

　一瞬の間を置いた後、鈴木孫市と織田信秀は拠点から脱出しました。

　草尾は斎藤義龍と対峙し、巨大な力をもつ彼との壮絶な戦いが始まりました。斎藤義龍は強大な魔法を放ち、草尾はその攻撃を凌ぎながら、拳や銃を駆使して挑みました。

　草尾: 「斎藤義龍、私はこの地を守る！お前の野望を許さない！」

　斎藤義龍: 「愚か者よ！私の力はお前の力など太刀打ちできん！」

　草尾は屈託のない笑顔で言い返しました。

　草尾: 「力だけじゃないんだ、俺たちの絆と信念がある！」

　草尾は自身の身体を限界まで駆使し、斎藤義龍との壮絶な戦いを続けました。彼の身体は傷だらけになり、血まみれになりながらも、頑強に立ち向かいました。

　何時間も戦い続けた後、草尾にも限界が訪れました。彼は斎藤義龍の魔力に打ちのめされ、倒れました。

　斎藤義龍は草尾の倒れた姿を見下ろし、勝利を確信していました。しかし、草尾の体内から輝く光が放たれ、彼は再び立ち上がりました。

　草尾: 「私たちの絆は絶えることはない！」

　斎藤義龍の驚きの表情を見て、草尾は力強く笑いました。

　草尾: 「そうだ、私たちは絶対に負けないんだ！」

　草尾の言葉とともに、彼に宿る絶大な力が解放されました。彼は最後の一撃を放ち、斎藤義龍の邪悪な力を打ち破りました。

　拠点の中心部は草尾の勝利とともに崩壊し、斎藤義龍は敗北しました。

　倒れる斎藤義龍のそばに立つ草尾は、一瞬だけ憐みの表情を浮かべました。

　草尾: 「斎藤義龍、あなたも本来は強くて優れた人間だったはずだ。だが、力を使うことで道を誤ったんだ。」

　斎藤義龍は静かに頷き、言葉を発することなく息を引き取りました。

　草尾は胸を痛めながら、仲間たちとの再会を待ちました。彼らが無事であることを祈りながら、次に待ち受ける冒険へと進む覚悟を決めました。