第3話 固有スキル『摩天楼』
解放と同時に今まで効果が不明だった固有スキル『
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固有スキル『
ランク UC
解放1 : 摩天楼システム起動
効果 : 従魔成長率補正、従魔進化補正、全ステータス補正。
特殊効果 : 《摩天楼の主》からは加護が与えられ、《摩天楼の魔物》からは力が献上される。
※幻想魔都-摩天楼を開発して設備を整えよう。
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目の前に浮かぶ四角いボードがどうやら摩天楼システムのようだ。その四角いボードは俺の意思で出し入れが可能みたいだ。
〈ーー摩天楼システム起動〉
ブウィーン!!
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★摩天楼システム 《従魔許容数 2/5》
・摩天楼拡張 《1/10》
※〈摩天楼の主〉の魔力で摩天楼を拡張します。拡張に伴い《従魔許容数》、《施設設置数》が増加します。
・魔力濃度増大 《1/10》
※〈摩天楼の主〉の魔力で摩天楼内の魔力濃度を増やす。魔力濃度が増す事で魔物が過ごし安い環境を造り出します。
・摩天楼ショップ《1/10》
※摩天楼ショップで〈魔物の魔核〉で買い物が可能に成ります。
・施設設置 《1/3》 〈未設置〉〈未設置〉〈未設置〉
※〈摩天楼の主〉の魔力で施設リストにある施設を設置します。
・従魔リスト 〈
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従魔の為の街を造る固有スキル。強力な従魔を育てるのに特化されていて、勿論見返りも大きい。従魔の成長に応じて、俺のステータスに補正がかかる。その上、従魔の能力を譲受できる。
・黒金 → スキル『黒魔剛』
・白雪 → スキル『氷魔槍』
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スキル『黒魔鋼』
ランク 『B』
※身体を鋼のように硬くする。使用する魔力量で硬度や範囲の効果が向上する。
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使い勝手が良い能力だな。応用力が高く戦闘の幅を広げてくれる。制御が難しいがスキルを使えば使う程に効果が上がると授業で習った。気長にやって行こう。
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スキル『氷魔槍』
ランク 『B』
※氷の槍を創りだす。使用する魔力量で威力、大きさ、耐久力の効果が向上する。
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前世で良く槍は使っていたな。こちらの世界でも前世の技量はどうやら引き継いでいるようだ。そこらへんもこれから試して行こう。
氷魔槍は魔力で創られた氷の槍で装備して使える他に魔法として放つ事も可能のようだ。こちらも強力なスキルなのは間違い無い。
でも、先ずは摩天楼に黒金と白雪の衣食住の準備と黒金の治療について考え無いとな。
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・施設設置 《3/3》 〈集合住宅〉〈食堂〉〈
服屋〉
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・〈集合住宅〉 MP1000 建築時間 24H
・〈食堂〉MP200 建築時間 5H
・〈服屋〉MP200 建築時間 5H
【MP 8210/10110】
前から思っていた事だが、俺の魔力は異常だと思う。だけど、そのお陰で摩天楼の開発は進むだろう。後、黒金には摩天楼ショップで下級ポーションを購入して与えている。完治とまでは行かなかったが、問題無い程度には回復した。暫くは摩天楼で休むように伝えてある。
・・・と言う事なので一人で探索を開始する。森に入ると魔物の気配が至るところで感じられた。こんな感覚は前世以来で懐かしく感じる。
学校の授業でゴブリンの森の事は習っていた。薬草の群生地やゴブリンが多く出る危険な場所など初めの授業で徹底的に教えられた。
ゴブリンの森は学院の生徒が必ず初めに探索する迷宮だからだ。昔は学院の生徒が調子に乗って入って問題が起こる事も多かったと言っていた。Fランクの魔物しか出ないからと油断して、痛い目に合うのだ。まぁ、学院の低学年だとゴブリン1体でも厳しい相手だから集団で来られればただじゃ済まない。そうならない為の教育である。
ゴブリンが多く出る場所に向かうと、ゴブリンが村を造っていた。数は見た感じ200は越えている。確か授業でゴブリンが村を造る場合は上位種が居る可能性が高いんだったか? 最近世界中の迷宮で魔物が活発化しているとあったけど、これもそうなのか?
まぁ、良いか。スキルも試しておきたいし潰しておくかな。
スキル『氷魔槍』
威力調査も兼ねて、魔力を込める量を変えて試そう。先ずはMPを5込めて氷槍を造りゴブリンに向けて放つ。
グサッ! パキパキパキパキ
ゴブリン相手なら十分な威力だな。突き刺さった場所から凍らせて動きを封じることも出来るようだ。
ギャガギャガ!!
ゴブリン共が騒ぎ出したな。まぁ、俺の場所はわかっていないようだけど。今度は展開限界を探ろう。
一つ・・・二つ・・・三つ・・・四つ・・・五つ・・・・・・
五つか・・・同時に展開出来るのは、今のところ五つが限界みたいだな。ゴブリンに放ち5体のゴブリンを仕留め場所を移動する。
次は込められるだけ込めて見よう。
パキパキパキパキ
巨大な氷の槍が創られていく。形はどうやらイメージで変化するみたいだが、今の俺では細かなイメージは再現出来ない。
ズドドーーン!!!!
ピキィーン!!
何十体ものゴブリンを貫いて、最後に爆発してゴブリンの多くを氷詰めにしていた。なんつぅー威力だよ。
最後に武器として使ってみよう。大きく成らないように圧縮するイメージで槍を生成していく。何度も何度も圧縮して強固にし、刃の部分は鋭くしていく。形は前世の俺の槍をイメージして創り上げた。
MPを1000消費した辺りで限界が来てしまい、それ以上は込めても抜けてしまう感じだった。
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