第3話 偽告白に大きなショックを受ける(歌姫編)
本命の男性からラブレターを受け取り、気分はおおいに舞い上がっていた。
歌姫は一年前から、定に興味を持っていた。友達とかではなく、異性として恋愛したいと思っていた。
屋上に先についたとき、心臓がドクンドクンといっていた。胸を締め付けられる感覚もあった。本気で恋をしているからこその苦しさ、つらさなどに支配されていた。
苦しさ、辛さもあったものの、圧倒的な幸福感も感じ取っていた。本当に好きな人と交際できるのは、都合のいい夢を見ているかのようだった。
彼が待ち合わせ場所にやってくる。もう少しで恋愛できると思うと、いてもたってもいられなくなった。
彼は告白をするも、機械的な話し方をしていた。自分の意思で告白しているのではなく、誰かにいわされているみたいだった。
歌姫は確認を取ると、偽告白であることが判明。期待が大きかったため、心の中で崩れ落ちるものも大きかった。
気にかけていない男からはあんなに告白されるのに、本命からは見向きもされていない。恋愛はつくづく難しいものなのかなと思わされた。
関係を続ければ続けるほど、自分はみじめになっていくだけ。早々と見切りをつけて、新しい恋を探したほうがよさそうだ。簡単なことではないけど、自分ならできそうな気がする。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます