訪問者の正体は!
ガチャリと扉をゆっくり僅か訪問者の正体はに開けると、そこには見知った顔。
発育がよくて、あたしに並ぶくらいの大きな胸を大胆に露出させ、たゆんた揺らすスワップ団のバーニーと……。
「あら、カノン様じゃないかしら? なんか凄い音が聞こえたと思ったら野犬の群れが逃げていくし、なにかと思って来てみたら」
と、ライフルの銃声を気にした様子でここまで登って来たらしいバーニー。
「美味しそうな肉の香りね。 焼き肉パーティーでもしてるのかしら? でもちょっと血抜きに失敗した感じかしら?」
と、それから恰幅のいい口の悪いベニスおばさんの姿。
どうやら、先ほどの騒ぎが近くまで影響を及ぼしたようで様子を見に来たかのようだ。
「あたしらも毎回モス大陸に来た時はここの山小屋使わせてもらってるからねぇ」
「そうそう下の露天とは違ってこっちは泊まる場所もあるから、ら……。」
と、どうやら先ほどの騒ぎの様子を見に来たのではなく、モス大陸に来たらこの小屋を使うまさかの常連。
「おっ! ツシマじゃん、お目当ての弦はみつかったのかい? 寂しかったらいつでもウチに来ていいからねぇ!」
とスワップ団の二人、どうやら津島の事を知っているらしい。
そういえばあの馬のおしっk、……。じゃなかったポーションを旅団の人からもらったとかいってたけど、やっぱりそういう事だったわけだ。
全ての点と線が繋がる。
「ぐわぁぁぁ! やめろぉぉぉ! 俺にはその趣味はない! 苦しいぃぃぃぃ!」
ベニスおばさんが津島をおもいっきり抱きしめて熱い包容。
「プス!」
文字通りの熱い包容。
熟年のおばさんに抱きしめられて苦しみもがいている。
「ナニコレ……。」
と、1人ポツンと状況を掴めず指を加えているプラグちゃん。
「しばらく見ない間に子作りしたのか? おまえ! やるじゃねーか」
と、ベニスおばさんに捕らわれている津島イジリにバーニーも参戦。
「や……、や、や……。うわっぷ! 苦しいです! 息できないです」
とバーニーはいつのまにかプラグちゃんを捕まえてプラグちゃんを抱きしめている。
おめでとう、津島! 男の子の夢! ハーレム達成だね♪
あたしはこの熱烈な歓迎に巻き込まれないように距離をとる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます