船上生活のはじまり

「こっちがダイニング、その奥が厨房、お腹が空いたらここにくれば、うちの料理人が、なんでも作ってくれるし、暇な時なら話し相手になってくれる」


 狭い通路を真っ直ぐ奥へ

 、波の上だからユラユラ揺れて足元がおぼつかないけど、案内役のバーニーは慣れた足取りで突き進む、

 こっちがシャワー室でこの先は貨物置き場と荷物置き場が一緒になってる。


 本当ならVIP様には貴賓室を用意してあげたいけど相部屋のベッドルームでごめんなさい。

と、個室が無いことに謝罪しながら階段を上がり甲板を踏む。


  「トイレは基本的に無いから船から落ちないように海に戻してあげて、船上では男女関係ないから」


 と船上の男女平等を宣うと、バーニーのいう事にちょっと意味不明のところを発見!


 「ちょっとベル! そこから聖水放出しないで! 落ちるわよ!」

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