第4話 レベル

——墓地ダンジョン 一階層 ——


あれから、この場所を探索して何個か分かったことがある。


一つ目が何種類かのモンスターの発見である。


まるで、スライム、ゾンビ、ゴブリンとしか言いようがない生物がここには何体も居たのである。


特に、某有名RPGのマスコットキャラクターの青いモンスターとスライムは完全一致したのだ。

その内に、スライム達が合体してキングスライムになるのではないだろうか。


モンスターの強さに関しては前に戦ったあのスケルトンとはほとんど変わらなく。


戦った感想としてはスライムは思い切り蹴った時に〝ネチャ〟と言う音と一緒に多少の不快感を感じるくらいで一撃で倒せるし、他の2体も一撃で倒せる位には弱かった。


あれから、何体かモンスターを倒していたことでレベルが上がった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《ステータス》

種族:レッサーミニバンパイア Lv.5/Lv.15


【体力】: 12/12 【魔力】: 18/18


【筋力】: 13 【耐久】: 8


【俊敏】: 15 【魔導】: 14


【精神】: 17 【抵抗】: 18


『スキル』:吸血鬼化Lv.ー、吸血Lv.1、

+NEW 暗視Lv.1


『称号』:異世界転生者

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ステータス板を見ると、『暗視』の新しいスキルが増えていた。


この『スキル』は実はかなり使い勝手が良い。


この薄暗くて周りが見づらい地形では視界を確保するだけでも重要で重宝する。


そのせいで、使い所が少ないどころか、まだ一回も使った事のない『吸血』のスキルの無能感が出てくる。


スライム、スケルトンはそもそも血液が無さそうだしゴブリンは汚すぎて吸いたい気持ちに全くならないのだ。


ステータスの能力値に関しては、全体的に上がっている。

やっぱり、1レベル上がるごとに各項目が大体1〜2増えるようだ。




そして、もう一つの発見したことは、明らかに洞窟のような場所に似合わない小綺麗な純白の下の階層へと続いている階段である。



——TIPS——

【スライム】

モンスターの一種。

最弱の象徴のモンスター。

初めてのモンスター討伐に良く使わられる。

殆どの個体がレベル1。

弱点:魔法全般、核への攻撃(余りにも弱すぎて実質ほとんど攻撃が弱点)


【一般的なスライムのステータス】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《ステータス》

種族:スライム Lv.1


【体力】: 2/2 【魔力】: 1/1


【筋力】: 1 【耐久】: 1


【俊敏】: 2 【魔導】: 1


【精神】: 1 【抵抗】: 2


『スキル』:なし


『称号』:最弱のモンスター

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る