第3話 初戦闘

——墓地ダンジョン 一階層 ———


強くなると決めたからにはこのゲームに似た世界ではレベルを上げるのが確実的だろう。


有名なモンスターゲームのポケ◯ンなどでは一般的に敵を倒すことでレベルを上げられるが、この異世界でも同様にモンスターを倒せばいいのだろうか。


「現段階では手探りしか出来ないな。」


何も詳しいことがわからない状態からでは危険を犯しながらでも進むしかない。


その後、何分か探索しているとカタ、カタ、カタ、カタという音と共に人の骨ようなものが近づいてきて曲がり角から体を出した。


「骨だけで動いている生き物なんていないよな、これで確実に実は地球でした〜なんてことは無くなっちゃたのか。」


その動く骨が自立して動くモンスター、

名前を付けるとしたらスケルトンとでも呼びそうな怪物はこちらを見ると一目散に走って来た。


「骨だけで筋力とかないはずなんだが意外と足が速いんだな。」


それでも、こちらの方が速いようで相手が拳を振り上げてから下ろすまでの間にスケルトンの後ろに回り込んで足で思い切り蹴った。


すると、スケルトンの体は蹴られた衝撃で先ほどまでくっついていた骨が崩れて倒れたいった。


そうすると、スケルトンはもう動かなくなった。


「テレテレッテッテッテ〜〜」

そんな音を聴いてすぐにステータス板を見ると


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《ステータス》

種族:レッサーミニバンパイア Lv.2/Lv.15


【体力】: 7/7 【魔力】: 10/10


【筋力】: 6 【耐久】: 4


【俊敏】: 7 【魔導】: 7


【精神】: 9 【抵抗】: 8


『スキル』:吸血鬼化Lv.ー、吸血Lv.1


『称号』:異世界転生者

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レベルが上がっていた。

あのファンファーレはレベルが上がったことを示していたのか。


「いや、音がドラ◯エの効果音なのかよ。」


オホン…肝心のステータスに関しては大体の項目が1つ上昇して、一部は2つ上昇している。


実際、身体が軽くなっている気がする。

それにこの世界でもモンスターを倒せばレベルか上がることが証明された。


この調子でモンスターを倒していけばいずれ強くなれるかも知れないな。


——TIPS——

【スケルトン】

モンスターの一種。

体が骨だけで作られており、声帯も無いので声も出せない。

弱点:光、打撃系統、聖水など。

【作中のスケルトンのステータス】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


《ステータス》

種族:スケルトン Lv.2


【体力】: 4/4 【魔力】: 2/2


【筋力】: 3 【耐久】: 3


【俊敏】: 3 【魔導】: 2


【精神】: 3 【抵抗】: 5


『スキル』:なし


『称号』:なし

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