第2話 ステータス

——墓地ダンジョン 一階層 ——


ふぅ……

少しずつ落ち着いてきたぞ


「転生前に比べて大分小さくなってしまったな」


以前は、決してとても身長が高いわけでは無いが

それでも170cmはあった体が今では1mしかなくなってしまっていた。だが……


「今、気にするべきところはそこではないな」


そう、それよりも重要そうなものが目の前にある。


《ステータス》そんな文字が書かれたガラス板のようなものが見えるのだ。


この《ステータス》の板は視線をずらしても付いてきたり、消えるように念じれば視界から消すことが出来るようだ。


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《ステータス》

種族:レッサーミニバンパイア Lv.1/Lv.15


【体力】: 5/5 【魔力】: 8/8


【筋力】: 5 【耐久】: 3


【俊敏】: 6 【魔導】: 6


【精神】: 7 【抵抗】: 7


『スキル』:吸血鬼化Lv.ー、吸血Lv.1


『称号』:異世界転生者

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恐らく、これが今の私の能力を示しているのだ。


種族のレッサーミニバンパイア…?

レッサー(下位)でミニ(小さい)バンパイアということだろうか。


もしかしてこのミニ(小さい)の部分が体が縮んだ理由なのかもしれないな。

そうだとしたら、このミニの部分を消す方法があればもとの身長に戻れるの可能性がある。

しかし、現状どうしようもないので頭の中に入れるだけにしておこう。


次は各項目の能力値についてだ。

これらがどのくらいの能力値なのかわからないが、レベル(Lv)も初期値の1で能力値も全て一桁なのでかなり弱いのだろう。


スキルに関しては、一つ目の吸血鬼化は転生者特典でもらったものだろうが2つ目の吸血はどのような力かまだわからないのもあって強いのかどうか判別しずらい。


また、最後の称号は異世界へ転生をしたことで手に入ったのだろう、これについては特に気になることもない。


ともかく、ここが安全かもわからないので今のままの《ステータス》だと危険の可能性が高いと思われる。


やはり、強くなる必要がある。

この世界で安全に暮らしていけることができるぐらいまで。


——TIPS——

【ステータス】


【ステータス名称】:強化項目


【体力】:生命力の力の容量の高さ。


【魔力】:魔法を使う為に必要な力の容量の高さ。


【筋力】:物理攻撃関係の力の高さ。


【耐久】:物理防御関係の力の高さ。


【俊敏】:移動、回避関係の力の高さ。


【魔導】:魔法攻撃関係の力の高さ。


【精神】:魔法防御関係の力の高さ。


【抵抗】:毒、病気、呪い、一部の魔法等に対する対抗力の高さ。

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