あくる日。クルセイダーはロンドン邸の庭園に寝転んでいた。大きく体をのばし、深く息を吸う。ふかふかの芝生の寝心地は申し分ない。


 本日、レオナルドの稽古はお休みである。レオとてまだ十七歳。学校に通い、学業にいそしむのも彼の立派な仕事なのだ。


ーー雨になりそうだな。 クルセイダーは、遠方にはびこる黒ずんだ雲を眺めていた。





 転寝を堪能するのもつかの間、彼は突如として現実世界に引き戻された。


 起き上がってみると、何やらあたりが騒がしい。ロンドン家につかえる召使がせわしなく歩き回っている。それだけなら憂慮に及ばないのだが(大方、ネズミの大量発生だろうし)、気忙しいのは彼らだけではなかった。


 近衛騎士団の団員が、浮かない顔で出撃の準備をしている。馬の整備し、鎧の着用など、各々が装備を整えているのだ。


 彼らの鎧の胸部には、一等星の勲章が付いている。それは騎士団の第一部隊、ロンドン団長のもとに使える大部隊の証であった。

 よほどのことがない限り、騎士団の第一部隊は動かない。団長が指揮する大部隊の出動は、それだけ対処する問題の危険性が高いことを示唆しているのだ。


 何かのは、誰が見ても一目瞭然であった。





 すぐにクルセイダーは護身用の木刀を携え、家のあるじ兼団長の部屋を訪ねる。扉を開けると、彼とその息子とがにらみ合っていた。


「僕も行きます。同行させてください」 いつの間に帰宅したのだろう、レオナルド・ロンドンが珍しく声を荒げている。


「お前は他の部隊だろう。それと、死に急ぐ馬鹿に育てたつもりもないぞ」 


 レオナルドは騎士団の第四部隊に所属する剣士。基本、騎士団内で部隊を跨ぐことは許可されていないが、彼はどうしても任務に参加したいようだ。


 彼を諭すのが、ビリー・ロンドン。手入れされた硬そうな髪に、顔面の下半分を覆う濃いひげ。十七年前の古傷が完全に消えることはなく、額の肌には凹みが見られる。



 父親に否定されようと、レオナルドの声量は弱まりはしない。彼の弁論にはさらに熱意がこもった。しかしロンドンは一向に聞き耳を持たず、息子の言い分を無視したどころか、クルセイダーに声を掛けた。


「探したぞ、クルセイダー。お前に協力を要請したい」 


 庭園にいた騎士団の様子から、何か事が起きたのは承知の上だ。それも、かなり重大なことが。クルセイダーが眉をぴくりと上げるのを合図に、ロンドンはつらつらと語り始めた。



 「巷を騒がせる盗賊団を知っているか? 貴族攫さらいの」 


クルセイダーはこくりとうなづく。つい数日前、レオナルドから噂を聞いたばかりだ。


「今日、新たな被害者が出た。ウィンスレット家第一王女だ」 


ウィンスレット家。言わずと知れた名家である。数ある貴族の中でもその権力はトップレベルだ。一族そろって頭脳明晰、容姿端麗。貴族には疎いクルセイダーでさえ、その名前を知っているくらいだった。


「所詮は盗賊団だ。近衛騎士団の出る幕じゃねえだろ」 クルセイダーが明言する。 「俺は盗人に興味ねえよ」


「それがどうやら、ただの盗人じゃない」 ロンドンの顔がこわばった。


「先週までに、国の将来を担う四人の貴族が姿をくらましている。今回の拉致事件は五件目だ。それだけ犯行を重ねながら、盗賊団の詳細はいまだ暴けていない。彼らの手口が、あまりに完璧だからだ。攫った形跡も、家に侵入した形跡も残さず、跡形もなく人間が消える。まるで神隠しのように。だから盗賊団のが蔓延した。神出鬼没に人間をさらう末恐ろしい集団がいる、とな」 


ロンドンは言葉を区切り、クルセイダーに視線を投じる。


「だが、ついにこの度、犯行現場には痕跡が残された。血文字で、Bullet......どうだ? クルセイダー」 


 何故ただの誘拐事件に近衛騎士団が出陣するのか。なぜロンドンが自らに協力を乞うのか。なぜ彼が息子を同行させないのか。彼の一言で、クルセイダーはそのすべてを理解した。


「奴らが、絡んでいる」 右肩の疼きを誤魔化すような、くぐもった声を絞り出す。


 三十年前の因縁。凶悪な犯罪組織、ブラッド・ブレット。一連の誘拐事件が奴らの企みとすれば、手際が完璧で痕跡をたどれないのも合点がいく。なにせ一昔前、史上最凶の犯罪組織と謳われた集団だ。ぬるい盗賊団とはわけが違うのである。


 組織は三十年もの間、暗闇に息をひそめていた。当時彼らと火花を散らした近衛騎士団内でさえ、久しくその名が話題に上がらないほどに。


ーーなぜ今になって、表舞台に出てきやがった。一体何が目的で、貴族をわざわざ誘拐した? 


 組織はその残虐非道さ有名であり、彼らにとって都合の悪い人間は残らず殺された。連中がご丁寧に人を攫った前例はないのである。


 「本当に奴らなんだろうな?」 


クルセイダーが念押しする。長い間潜伏していた連中がこうもひょっこり現れるとは、にわかに信じがたかった。


「奴らが姿を消して三十年もたった。言ってしまえば、現在ブラッド・ブレットの名は広く知られていない。話題集めを目的とした、変ないたずらとは考えにくいだろう」 


クルセイダーは納得した。考えてみれば、仮に連中を装った二番煎じの仕業なら、捜査に手こずるのも不可解だ。血文字を使った痕跡は真似できても、手口の周到さを素人が再現するには限界がある。



 「奴らって何です?」 口をはさんだのはレオナルドだ。


「俺の右腕をくれてやった連中さ」 クルセイダーが吐き捨てる。


 騎士団に混じって活躍した過去を、彼が弟子に伝えたことはない。レオナルドからすれば、状況は極めて複雑だろう。

 けれど彼は頭が回るだけあって、即座に事の重大さだけは理解したようだ。ただ理解してもなお、レオナルドは食い下がらなかった。


 「僕も同行する! こればかりは譲れません」 


「何がお前を突き動かすんだ、レオ。生半可な気持ちで相手していい敵じゃない。今回ばかりは親父の判断が賢明だ」 クルセイダーが説き聞かせる。


「ベアトリスは僕の婚約者だ! 僕以外の誰が助けるんだ!」 


持ち前の冷静さはどこへやら、レオナルドは我を忘れて叫び散らす。そんな彼の発言は、クルセイダーにとって驚愕の事実だった。再三のことであるが、彼は貴族事情に疎いのである。例にもれず、攫われた王女が弟子の婚約者だなんて考えもしなかったのだ。


「死ぬときは一緒だって、約束したんだ!」 レオナルドは吠えた。鼻息は荒く、耳元は赤に染まっている。


普段平静な弟子がここまで取り乱すのを、クルセイダーが見たのは初めてだった。


ーーお熱いねえ。少々生意気だが、好きだぜ。そういうの。 


レオナルドの気持ちは痛いほどわかる。遠い日の自身の片鱗を、クルセイダーは弟子に見たのだ。



 「ロンドン、俺を連行するなら条件がある」 クルセイダーは弟子の肩に手を回し、意地悪げに眉をつり上げる。 「レオも連れていけ」


途端にロンドンの顔面が青白くなった。ジレンマとはこのことを言うらしい。


「お前は初耳だろうが、現場に残されたのは血文字だけでない。その文字から一定の間隔で、血が滴り続けているのだ。おそらく第三者を、私たち近衛騎士団を誘導するためにな。この事件、奴らの罠である可能性が非常に高い。まんまと飛び込むなんて、下手したら自殺行為だぞ」 


ーーなるほど、それで死に急ぐ、か。 クルセイダーは、入室直後の討論を思い返していた。


「レオナルドには危険すぎる」 ロンドンの声はかすかに震えている。


「近衛騎士団団長ともあろう者が、これしきで臆するな。安心しろ、レオは死なせない」 クルセイダーはきっぱりと言い切るのだった。



 こうして騎士団の大部隊総勢二十五名、それに一組の師弟を加えた二十七名は、ブラッド・ブレットが待ち受けるであろう茨の道に乗り出した。



◇◇◇◇◇◇


 気づけば雨雲がそばまで接近している。ロンドン率いる近衛騎士団一行は、滴る血を頼りに馬を進めていた。

 先頭で指揮を執る団長を頂点とし、集団は三角形を形作る。万が一敵から急襲されても被害を受けぬよう、レオナルドは部隊後方中央部に配置された。

 彼自身は前の配置を懇願したのだが、ロンドンがこれを許さなかった。クルセイダーは弟子の護衛を託され、彼と同じく部隊後方で構えている。



 一行はまたたく間に王都を抜け出し、幼児の背丈ほどまで成長した草が茂る野原を駆け抜けていた。


 雨雲と追いかけっこしつつ、馬をしばらく進めると、場の雰囲気にそぐわない丘が現れた。


「止まれ」 右拳で合図しつつ、ロンドンが指示をする。 


「この裏だ」 どうやら弧を描くように、丘の裏側へと血が滴っているようだ。


 丘裏に回った騎士団を待ち構えていたのは、不気味な洞窟だった。表から見れば緑豊かな小山だったのが嘘のように、草木の禿げた巨大な岩壁が顔を出したのだ。

 青々と広がる草原にぽつりと存在するそれは、まるで難攻不落な遺跡のようである。巨大な岩にある稲妻型の割れ目が、その入り口のようだ。



 滴る血は、洞窟の入り口で途切れていた。空気は一瞬にして張り詰めた。この先に、奴らがいる。


 洞窟の中から吹く冷たい風が、団員の体にしみる。内部は薄暗く、忌まわしい雰囲気が立ち込めていた。


「馬を下りろ。隊列を組み、私に続け」 ロンドンは意を決したように声を絞った。



 足を踏み入れた途端、暗闇が迅速に迫ってくる。ここまでと同様に、騎士団は団長を先頭に進軍した。

 クルセイダーとその弟子も、変わらず隊列後方に陣取る。彼らの後ろには五名、前方には二十名の団員がいた。


 最前列と最後尾の二人が巨大な松明を掲げ、暗闇を慎重に前進する。地面には不規則に岩や小石が敷き詰められ、足元はおぼつかなかった。

 団員の足音が反響し、洞窟内に響き渡る。凹凸が少なく、強硬な岩壁が、一層その音を際立たせていた。


ーーまずいな。これじゃ奇襲に気づけない。 クルセイダーは一抹の不安を覚えた。


 乱雑な足場に、頑丈な壁。全てが策略の内なのだろう。聞き耳を立てようが、反響する足音のせいで敵の襲撃を察知できそうになかった。




 騎士団が洞窟に潜入して数分が経過した。洞窟内には敵はおろか、生き物一匹の姿もない。

 あまりに敵の気配がないせいだろう、潜入直後にあった緊迫感は陰にひそんでしまった。引き締まっていた隊列の一部が乱れ、前方からひそひそと喋り声が聞こえてくる。


「おいおい。遠足じゃないんだぜ?」 


拍子抜けした団員のあきれ声がした、その時。クルセイダーの背後の明かりが消えた。自ずと隊列後方でどよめきが走る。


「予備の松明だ、レオ」 


クルセイダーは咄嗟に指示をする。数秒後、再び明かりはもたらされた。


ーー...いない。いつの間に......。 クルセイダーは唇をかむ。


 彼の後ろにいた五人の姿が、跡形もなく消えている。

 クルセイダーはてっきり、敵は洞窟の奥に潜むものと仮定していた。正面衝突になると思っていたばかり、後ろへの警戒を怠っていたのだ。


ーーにしても、俺を出し抜いて五人もかっさらうとはな。どうやら本当に、ただの盗人じゃなさそうだ。 


「下手に動くなよ。敵は洞窟になれてやがる。地形にも、暗闇にも」 


クルセイダーは声を張り上げる。先頭にいる団長が後方の事態を把握するには限界がある。現状における指揮官の適役はクルセイダーだった。


「おそらく、第二波が来る」 クルセイダーは目を凝らした。


 明かりを持つ団員を始末すれば、否応にも騎士団は襲撃に気付く。言わば宣戦布告である。

 小手先の奇襲はここまで、いよいよ本格的に開戦する。今しがたの襲撃はそう合図したに違いない。



 彼の煩い通り、騎士団のとは違う足音が迫ってきた。

 少しして、遠方に黒服に身を包んだ集団が現れる。およそ二十人くらいだろう。今度は接近を隠す気など毛頭ないようだ。騎士団と同様に照明を掲げ、足音も殺していない。



 あと数十秒もすれば、敵軍と騎士団とがぶつかり合う。


ーーあからさまに仕掛けてきたな。それもかなりの人数だ。 


「奴ら、はなから背後を狙うつもりだったのか」 松明片手に、レオナルドはつぶやいた。


「ある意味正解だ」 


 クルセイダーは含みのある返事をする。弟子の顔は面白いくらい曇った。

 いくら頭が冴えると言えど、彼の実戦経験はまだ甘い。戦況を把握する力ほど、経験に左右されるものはないのだ。


「あの集団、って感じだろ? よくできた囮だ。俺たちが応戦したら、その時こそ背後を取られるだろうよ」


 わざわざ洞窟におびき寄せたのには、必ず訳がある。単に後ろから襲うだけなら、騎士団がここに来る道中でも仕掛ける機会はあったのだから。

 十中八九、洞窟の奥に敵の本陣がある。敵の襲撃は、いまだ罠の段階にすぎない。クルセイダーはそう確信していた。


 問題なのは、囮を託された数が二十を超えることだ。主力部隊が囮の人数を下回るなんて馬鹿な話はありえない。奥にはこれ以上の大部隊が待ち構えているはずだ。

 対する騎士団軍は総勢二十七。数だけで見れば、騎士団が不利なのは現時点で明らかだった。かと言って、律儀に囮相手に二十も人手を割くわけにはいかない。


ーーだとすれば、この場を切り抜けるには......。 



 「ロンドン!」 


クルセイダーが叫ぶ。敵がここに到達するまで残り二十秒程度、彼は結論を導き出した。 


「ここは俺が受け持つ。騎士団を先に行かせろ。時間がない、反論はなしだ」 


了承の返事こそないものの、団長は指示を受け入れてくれたようだ。一時停止していた騎士団の隊列は、再び前に進み始めた。




 「レオ、お前もだ。一刻も早く助けてやれ」 


彼の婚約者の身柄は、敵の本拠地付近に違いない。クルセイダーは浮かない表情の弟子を奮い立たせた。


「後ろの軍勢は、クルセイダーさんは、どうするんです?」 レオナルドは師匠の腰に目をやった。


一人で相手をするなんて無茶だ。ましてや木刀でなんて。彼の目はそう訴えかけている。


「囮だろうが敵は敵だ......問題ない」 クルセイダーは腰の木刀に手をかけた。 「迎撃する」 





 クルセイダーの指示通り、近衛騎士団一行は先へ急ぐ選択をした。この場に残ったのは、彼ただ一人。今や敵軍勢は、彼の目と鼻の先まで迫っている。


 ーー二重加速ダブルアクセル 


 刹那の間に木刀を抜き、集団を牽引する敵の腹めがけて振り抜いた。

 木刀の餌食になった彼は、その衝撃のあまり宙を舞う。やがて鈍い音を立てて大地に直撃し、ピクリとも動かなくなった。


「悪いな」 クルセイダーがにらみを利かせて言い放つ。 


 瞬きの速度で一人やられたのだから無理もない。敵はクルセイダーに怯んだようだ。集団の勢いは止まるどころか、のきなみ数歩後ずさった。


「この先にどうしても行きたい奴がいるのなら、通してやるよ」 


クルセイダーは畳みかけた。木刀を地面に突き立て、意地悪げに歯をのぞかせる。


「命と引き換えにな」 


ーー三重加速トリプルアクセル 


 一人、また一人。組織の人間が倒れてゆく。彼らからすれば、何が起こっているのか理解できないだろう。自身と仲間との隙間に強風が吹いたかと思えば、一撃で意識を刈り取られるのだから。



 気づけば二十人強の集団もあとわずかである。残り、三人......二人。


ーー終わりだ。 クルセイダーが最後の一人に切りかかった。


 だがその一撃は、今までのようにはいかなかった。

 振り下ろした木刀に合わせて、真剣が突き出される。敵がクルセイダーの速度についてきたのだ。木刀と剣がぶつかり、火花が散った。

 クルセイダーとて、道具の不利はどうしようもない。その直後、木刀は真ん中でぽっきりと折れてしまった。


ーー三重加速トリプルアクセルに対応した......。


 彼の頭によぎったのは、宿敵ーーヴィネザールだった。三十年前、クルセイダーの右腕を切り落とした男である。

 クルセイダーが注意を欠いたとはいえ、奴は当時、彼の三重加速トリプルアクセルを振り切った。

 ヴィネザールの組織内の立ち位置は不明だが、あれから三十年、彼以外にも三重加速トリプルアクセルを操る人間がいても不思議ではない。


「少しは骨があるようだな」 クルセイダーは半分になった木刀を握りなおす。 「折った時点で勝ったとでも思ったか?」 


ーー少々間合いを詰める必要があるが、それだけの話だ。 


 クルセイダーは腰を落とした。先ほどよりも強く、大地を蹴りだす。踏み切った地点にはひびが入り、その威力がうかがえた。


 先ほど加速術式に反応されたのもあって、直接仕留めようとはしなかった。

 一瞬にして敵の背後に回り、がら空きのうなじめがけて木刀を振りかぶる。今度こそ標的をとらえたかに思われたが、敵はすんでのところで振り向きざまに剣を構え、守りの型を完成してみせた。


「小悪党にしては上出来だが、甘かったな」 クルセイダーは木刀を振りはしなかった。 「フェイクだ」


 攻撃するのではなく、またしても敵の背後に回り込む。

 完全に打撃を受けるつもりでいた敵は意表を突かれ、ついに振り切られてしまった。

 クルセイダーの動きに全く対応できていない。三度目の正直である。クルセイダーは隙だらけの首元に木刀を叩き込んだ。こうして、二十人余りの敵部隊は壊滅したのだった。


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