第19話 これからどうするか
「そんなにまずい事なの?」
のほほんとしながらルアナが言う。
「やばいで済ませられないわよ」
顔をもきゅりながら圧をかけてリアナが言う。
「まぁ、とりあえず顔モフるのやめてくれない?」
「あぁ…ごめんなさいね、今忙しい時期で、癒しがないのよ」
もふるのをやめて、コホンッとする。
「えっとね、とりあえずルアナさんが今かなりまずい状況なのは、わかってる?」
「…?」
のほほんと疑問な顔をする。
「まぁ、魔獣だし、仕方ないわよね…」
リアナものほほんとした顔をする。
「えっとね、ランクについて説明するわね、E級は、雑用などの事ね」
それは、やった事あったなぁ。
「D級は、スライムやゴブリンなどね、」
すぐ倒せる系かな。
「C級は、中位種とかのリザードマンなのよ」
なんも言う事ない強さだなぁ。
「B級は、ゴーレムとか上位種の中と下位の魔獣でね」
上位種の下位?
このままいけばAが上位種という事だよね?
「そして、A級が、ドラゴンやユニコーンなの、大体これでSがいかにやばいかわかるわよね?」
あー。
「モシカシテワタシッテカナリヤバイジョウキョウ?」
「ヤバイヨ、S級は地方のギルドマスターが動く危険な 個的魔物(ユニークモンスター)を討伐、または生け取りにするのよ」
リアナさんが力強く言う。
「…」
ルアナが硬直する。
「あれ、ルアナさん!?どうしたの!?ルアナさん!?」
異世界獣生おわった…。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
10分後。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「落ち着いた?ルアナさん」
「まぁ、大体」
それにしてもこれからどうしようかな
ルアナが困った顔をする。
「今まずいのは、ここのギルドのギルドマスター クルモさんがルアナさんの事を殺しに来るんですよ!」
まぁ、戦闘は、私の幽霊特性があるし大丈夫でしょうし、一番困るのは…。
「そもそもなんで私がそんな事になったの?」
「ルアナさんが、子供を食ったという事で、不毛の砂漠(ベアレンデゼルト)の地方王がS級依頼にルアナさんを推奨したんですよ!」
「食ってない!!!」
ルアナがうるさく言う。
「…わかってますよ」
リアナがルアナを抑え気味に言う。
「噂も、不毛の砂漠(ベアレンデゼルト)の王がやった事だと思うよ」
「なんでその王が私に、そんな事をするのさ!」
ルアナが怒りながら言う。
「それは、草木地方(グリーンフォレスト)に、 個的魔物(ユニークモンスター)を保有して欲しくないからだと思うよ」
それで私を殺そうとしてるのか
でも、どうしようかな、その様子だとカイにも危害が出そうだし
かと言ってギルマスやっちゃったら
おわりだよね。
困ったな。
「ルアナさん、少し考えがあるんだけど」
リアナが言った。
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