第17話 再開の森
月見屋ルアナ
14歳
身長が低く暗記が得意なのと
珍しい黄色とオレンジ色の
オッドアイの少女。
レモンに会うまでは、仲のよかった
幼馴染の少年のイヨウといた。
彼は、動物が好きで
特に好きだったのが狐だった。
毎日、森に行っては、動物を遠くから
見ていた。
カイみたいに。
喧嘩した日、私とイヨウは、一緒に森に行かなくなった。
喧嘩した、その翌日、イヨウが消息を絶った。
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森中にカイの悲鳴が響きわたる。
この声は!
待ってて!カイ…!
ルアナが走り出す。
匂いが!雨できえかけてる!
カイ…!カイ…!!!
弱りながらも、走る
ゆらゆらとしながらも。
カイなら…!
ルアナは最初にカイに会った森に向かった。
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着いた!
ルアナが息を切らして言う。
カイは!
周りを見渡すと
カイとイノシシの姿が見えた。
いた!
カイがイノシシに襲われる直前
ルアナが狐火を出した。
「カイ!」
狐火をぶつけようとすると雨できえてしまった。
雨で威力が…!
いやだ!いやだ!いやだ!
友達(カイ)を助けるんだ!
ルアナがイノシシを噛み付くがイノシシがルアナを振り払い吹っ飛ばす。
「ルアナさん!」
ルアナが雨に濡れて汚れた体で立つ。
「…私は、強くなんかない
転生したらつよかったとか…!
そんなの結局は、何かを努力してないと、できんしさ!
これが正解なんて事思ってない!」
でも。
「私は、友達を守りたい!」
カイの前に立つ。
「何がわるい!
人食ったって
社会こわしたって
友達まもったって」
手を挙げて言う。
「私は!私の自我を通す!」
狐火!(ディスガイス)!!!!
その時火が鳥型に燃え上がった。
「火の鳥!(ケウド)」
鳥のように
火のように舞って
イノシシが燃え倒れた。
体が…痛いな
もう動かないや。
…でも、なんか満足してる。
「ルアナさん!ルアナさん!」
カイがルアナを抱いた。
毛…汚れちゃったな…
カイまで汚れちゃうよ
…カイの涙でまた濡れちゃうよ。
「ルアナさぁん!」
カイが泣きながら言う。
「…なんだい」
落ち着いてルアナが言う。
「…人なんて食ってないですよね」
泣きながら
寂しそうに言う。
「こやっ…食べる訳ないじゃないか…」
ためを作って言った。
「…よかった」
カイが安心したように、力が緩んだ。
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数分した森での出来事。
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ルアナは自動回復(クイックヒール)を使っていた。
汚れも治ってくれないかな。
「とりあえず、家に帰りましょう!」
カイがルアナを抱っこしながら言う。
「だね」
ルアナが安心して言う。
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