第13話 狐と6人の子供

私は、ルアナ、ただいま

ギルドの招き狐になってます。


なんで招いてるかって?

依頼探している時リアナさんに捕まって

着せ替えするか招き狐やるかで

脅されたからです。

なんか、受付メンバーが減っているらしく

あと、人と仲良しになれるんよね結構。


「狐だあ!」

ルアナの目の前に子供が寄ってくる。


子供も寄ってくるけどね。


「そこの魔物!ギルド登録がしたい!」

茶髪の少年が言う。


子供の集団が

6人…。

子供苦手だ。


「中の受付に言えばいいよ」

ルアナが言う。


「魔物が、喋った!?」

茶髪の子が驚く


そう、なんか喋れるようになってた。

あの時に説明してもらって

喋れるようになるスキル。


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臨機応変(ミクリテッド)

声変(ボイスチェンジ)

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これが、融合して

翻訳(トランスレーション)を獲得した。けど、これカイと同じレベルで

便利なんだよね

ちなみに、バックとかはアイテムボックスというスキルに収納済み


「狐さんと行きたいんです!」

白髪の髪の長い少女が言う。


ええ、めんど。


「お願いします!」

背の高い少年が言うと

続いて6人で言う。


「うぅ、わかったよ」

苦し紛れにルアナが言う。


「とりあえず受付行こうか」

ルアナが言うと6人が、はい!といった。


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私達は、リアナさんの所に来ていた。


「ルアナちゃんが、いるのがよくわからないんだけど…」

リアナが言う。


「ごもっとも」

ルアナが頷く。


「ルアナちゃんだから、喋れるようになってても、あんま驚かないわよ」


その割に驚いてたけどね。


「それは、わかったけど、やっぱ子供がギルドに入るのは、私は反対よ?違反だし」


あぁ、なるほど。

子供だけだと対応してもらえないとか、そんな理由かな

私を連れて来たのは。


「お願いします!6日も何も食べてなくて…」

目に模様が入った子が言う。


なんだあの子、目に模様…?


「ダメ!帰ってください」

リアナが言う。


異世界に来てからずっとおかしいな

…この子達を救いたい。


「私からもお願い!」


ルアナがリアナの前に来て言う。


知らない子だけど、知らんぷりすると

後悔しそうだからかな。


「ルアナちゃん!?」

リアナが驚く。


「人数が足りてないならいいと思うけど」

リアナがソワソワしながら言う。


「借り一つって事で!…ダメ?」

ルアナが上目線でうるうるしながら言う。


「ぐっ…わかりました!ギルドカードを登録しますよ」

すると、みんなが喜んだが

その時リアナさんがルアナを捕まえた。


…やっぱりこうなったか


「狐さん!ありがとう!」

白髪の髪の長い少女が言う。


「ヨカッタヨ」

「ルアナちゃんも手伝うのよ?」

ルアナを抱いているリアナが言う。


「まずは、着せ替えからね!」


リアナがルアナ用の

メイド服を取り出した。


「え?」


ナンデ、キツネヨウノ、フクガアルノ


その日は、街中に悲鳴が響いた。

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