第14話 戦闘!ドラゴン!!!

あれから、私はギルドの手伝いをしていた。

ここのギルドマスターは、自由気ままらしく、子供達は、無事ギルドに入れたらしい

そして私は、招き狐をしたり、依頼をこなしていた。


「ルアナちゃん、ありがとう!

ルアナちゃんの評判いいわよ!」

リアナが手を振ってやってくる。


「そのせいで、街の人ほとんどに声かけられるんだよ?」

ルアナがメイド服を脱ぎながら言う。


「みんなと交流できるでしょ!」

リアナがルアナを撫でながら言う。


「撫でたり何かくれたりするぐらいだけどね!?」

ルアナが言う。


「体は、素直なんだけどね、尻尾振ってるもの」

「う、うっさい!」

照れながら言う。


一匹で

のんびりと暮らしたかったんだけどなぁ。


というか、人と関わらないから

狐になったのにこれじゃ意味ないんじゃ…。


「狐さんだぁ!」

聞き覚えのある声が聞こえた。


前の子供集団じゃん。


「先日は、ありがとうございました」

目に模様が入った子が言う。


「大丈夫だよ」

ルアナが言う。


それにしても、6人とも子供なのかな

身長が高い子いるけど


「魔物!初任務やるから一緒に来い!」

茶髪の子が指を差しながら言う。


言い方がなんか…うざいな。


「丁寧に言いなさい!」

頭にツノの生えた少女が少年を殴って言う


「いでっ!」

「申し訳ないが、狐殿、してくれないか」

忍者の服風の黒子を着た子が言う。


忍者!?

でも、丁度任務探してたし

まぁ、いっか。


「まぁ、いいよ

こっちも丁度任務探してたし」

ルアナが言う。


「じゃあ、この依頼で!」

茶髪の子が紙を持って来て言う。


「わかったわ」

リアナが言う。


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「で、なんであんないかにも、

オレツヨイ!

みたいな事言いそうなドラゴンと戦ってるの!?」

みんなが走りながら言う。


「依頼だからだぞ?」

茶髪の子が言う。


「そうじゃナーイ!」

ルアナがツッコミをする。


「大丈夫ですよ、もうスキル使ってるので」

模様が目に入った子が言う。


「スキル?」

ルアナが問う。


「はい、僕のスキル毒眼(ポイズンアイ)を使ってます」

ドラゴンを差し言う。


それ、毒の眼なの!?


「あと何日走ればいいの?」

白髪の子が言う。


何日!?

耐久戦は、私ムリー!!!


「3日にげれば毒でたおせるかな」

目に模様が入った子が言う。


「承知した。」

忍者の子が言う。


「3日も走るの!?」

ルアナが言う。


「そうだけど」

目に模様が入った子が言う。


どんだけ体力あるの!?

え、まじで言ってるの!?


陸上選手かよ!

いや、陸上選手でも3日はきついか。


「他の攻撃手段は!?」

ルアナが言う。


「そんなないよ?」

茶髪の子が言う。


「なんで依頼受けた?!」

ルアナが言う。


「こんなん毎日だったからなぁ

慣れちった。」

茶髪の子が言う。


どんな環境だよ!


「もういいや、私がやる!」

ルアナが走りながら言う。


あの時みたいに!


「狐火(ディスガイス)!」

プスゥと火が効かなかった。


「狐さん!?そいつに火は効かないよ!?」

目に模様が入った子が言う。


「へ?」

その時ルアナにヘイトが向いた。


やばい、これはーーー!!!

その時、水の音がした。


「人魂!?」

青の人魂が水の壁を張っていた。


「狐!大丈夫か?!」

茶髪の少年が言う。


そうだ、人魂がいる。


「そんな戦術じゃなく、ここで片付ける!」

ルアナが背を向けて言う。


「えっ、でも」


白髪の子が言う。


「人魂、いける?」

人魂が頷く。


皮膚は黒くて硬いし

爪は、鋭いから接近は危険だよね

どんなスキル持ってるのかも…。


あれ、魔物相手なら、この

獣友達(ビーストフレンド)

効くのでは?


「獣友達(ビーストフレンド)!」


しーん…。


ドラゴンが鳴き炎をだす。


「ダメでしたぁぁあ!」

みんなが吹っ飛び

青の人魂が水の壁を張る。


「ありがとう…!」


<スキル 龍友達(ドラゴンフレンド)を取得しました>


スキル?また頭に響いてきた

あの時も響いたっけ

龍友達(ドラゴンフレンド)…

これなら!って

怒って荒ぶってるー!!!

火の流星群が降る。


「やばっ!」

ルアナが避ける。


近づけない!

こんなん、避けるのに精一杯だ

そうしてるとルアナがこけた。


「あっ、やば…」

ルアナに流星群がぶつかりそうになった。


「鉄の拳(アイアンパンチ)!」

その時、ルアナの前に茶髪少年が現れた。


「…!」

「協力するぜ!」

「…ありがとう!」

「おうよ!」

茶髪の子が応答する。


「危険だから下がってた方がいいよ」

ルアナが避けながら言う。


「狐が倒れたらもっと危険だろ!」

茶髪の少年も避けながら言う。


「だからって、攻撃手段ないんじゃないの!?」

ルアナが言う。


「あるには、ある!けど…」


茶髪少年が隠しながら言う。


「…なにかあるの?」


ルアナが言う。


「俺達は、オンリースキルを制御できないんだ」


スキルを制御って…?


その時、ドラゴンがルアナを掴む。


「うぎゃ!」

ルアナが苦しそうに言う。


「狐!?」

茶髪少年が言う。


「どうすんの!狐さん食われるよ!?」

ツノの生えた少女が言う。


「食われる!?」

ルアナが言う。


食われたら

レモンにも会えないのかな…。

嫌だよ、そんなの!


「黒煙空間(ブラックホール)!」

その時、茶髪の少年が木や岩を吸い込む。


「白煙空間(ホワイトホール)!」

その時、白髪の少女が木や岩をドラゴンにぶつける。


「狐さん!」

背の高い少年がルアナを抱っこする。


「大丈夫でござるか?」

忍者の子が言う。


「あっ、うん」

ドラゴンが倒れてる、あんな硬い鱗が。


「制御できた!やった!」

茶髪の少年が喜ぶ。


「よかったね!」


私はこの時知らなかった、

ドラゴンの耐久力が凄まじい事に。


「…!茶髪くん!!!うしろ!!!」

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