第7話 魔物についてを狐は、知った
「まず、魔物を知るためには、魔力について知る必要があります。」
カイが言う。
「はい!カイ先生!魔力とはなんでしょう!」
ルアナが言葉を挟み
手をあげて言う。
「良い質問ですね、魔力とは、人間にも魔物にも流れているエネルギーです
そして魔物とは、体がその魔力でできてるのです。」
あれ?有名な魔物を教えてくれるんじゃないのかな?
「そして強力な魔力量が一時的にその土地に発生すると
ルアナさんみたいな、ユニークモンスターが発生するのです。」
あっ、なるほど、私の誕生した理由が聞けたのはよかったかも
「なんで、その土地には、魔力が増えるの?」
ルアナが言う。
「まだ、解析されてないんですよ、実は」
謎が深まった…。
「そして、そのユニークモンスターはこの世界に発見されてるのは、今ルアナさんを入れて23体」
「希少なんだなぁ」
ルアナが感心する。
「そしてギルドに入っているユニークモンスターは5体」
5体かぁ、多いのかな?
「ちなみにルアナさんみたいな知性のある魔物ですよ」
「たとえば?」
「犬族のネカさんとか」
「会った事あるの?」
ルアナが言う。
「はい、綺麗な方でした」
やっぱユニークモンスターって強いのかな
「他は?」
ルアナが言う
「他は、鳥族とか魚族とか猫族とかですかね」
本当にファンタジーって感じだなぁ
「でも、ソラとか言う、液体族(スライム)と犬族のティアには会わない方がいいですよ」
カイが釘を刺す。
「え?なんで?」
ルアナが問う。
「会っては武器を盗んだり、戦闘を持ちかけられるので」
カイが言う。
「私、武器持ってないから大丈夫だよぉ」
おどおどしながら言う。
「それでもです!」
カイが攻めて言う。
「わ、わかったよぉ」
「まぁ、少し話しを戻ると、ユニークモンスターは、ほぼ全員知識を持っていて、オンリースキルを持っています」
「そうなの?!」
「はい、そもそもオンリースキルというのは、1000人に1人の確率で持っているんですよ」
えっっっぐ、しかも本当だったら、今カイと私がオンリースキル持ちとかやばいのかぁ…
「これでルアナさんと会えてる事がすごい事がよくわかりますよね」
「そうだね…」
「あっ…あと、この地方で危険視するユニークモンスターだと、さっき言った犬族ティアに加えて液体族(スライム)のソラ、黄昏の兎ルミナス、炎の化身ファカイルとかですかね」
スライムと犬族は、さっき言ってたけど、兎と、炎の化身?
兎は、まだわかるけど、炎の化身って、どんな形してるんだろう
フェニックスとか?
「かなりやばそうな感じだねぇ」
ルアナがのほほんとする。
「やばいじゃ済まないですよ!本当に!
炎の化身は、千年前に一度地方を焼き尽くしたって伝説ですよ!?」
カイが念を込めて言う。
そ、そんなに昔なの!?
「そんな昔なら生きてる訳…」
「去年それらしき魔物が現れたんですよ!」
「えっ!?どっ…どんなの?」
ルアナがおどおどしながら言う。
「…わかりませんが、炎を纏った鳥が森を焼き尽くしたらしいですよ」
ひぇぇ…。
「まぁ、出会ったらすぐ逃げてください。」
「は、はぁい」
「コホンッ
次は、この世のモンスターを一匹ずつ話しますね」
へ?
私は、この後地獄を見た。
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