第8話 野宿は、嫌なので家を作ります
私はとりあえずカイの魔物話しを宿で徹夜して聞いたのち
朝になって、私は、
他のユニークモンスターと会うために、ギルドのランクを上げていた数日が経った。
「なんかいい依頼はないかなぁ」
掲示板を見ながら言う。
戦闘系は、できそうにないしなぁ
でも戦闘スキルも欲しいし…
依頼がなさすぎるし…。
…家でも作るか
毎日そこら辺の雑草で寝ていたからなぁ
昨日を除いて
とりあえず、建築家を…どうしよう
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5分後
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テーブルに座りながらこう言う。
「…って事で、カイなんかいい案ある?」
ちょうど、悩んでいたら外出たらカイに会えたのだ。
「なんで僕…?」
「だってカイとしか話せないんだもん」
「そうですけど…よく見つけられましたね」
「私の嗅覚舐めないでよね」
ルアナがドヤった。
「とりあえず、建築士って身内に知らない?」
「建築士ですか…いますけど」
マジか!!!
「紹介してくれ!」
ルアナは、テーブルにどん!と音を立てる。
「でも、かなり癖があるんですよ…」
カイが戸惑う。
なんとか野宿をやめたい!
「いいから!その人の家にレッツゴー!」
ルアナが歓喜しながら走った。
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私とカイはその建築士のいる家に来ていた。
「コアさんいますか?」
ドアをノックする。
一体どんな人なのかなぁ
やっぱ大工風かなぁ
ドアーフ的かなぁ。
それにしても街を出て
森の中なのは驚いたなぁ。
その時カイが叫んだ。
「ルアナさん!離れて!」
ん?なんか、カイが叫んでる?
その時、ドアが爆発した。
「ぎゃぁぁぁ!!!」
ルアナが後ろにぶっ飛んだ。
「呼んだ?」
黒い煙の中から影が見える。
「だから毎回ドア壊すのやめてくださいよ…
しかも爆発で」
「芸術は爆発って言うでしょ?」
煙から出て来た身長がちっちゃな萌え袖の少女らしき人が自慢気に言う。
「誰ぇ」
目が回ったルアナが言う。
「どうどう?ボクの芸術作は!
綺麗でしょ!」
その少女らしき人が言う。
「綺麗というより、痛い…よ」
ルアナが戻りながら言う。
「んで、どうしたんだい?」
少女らしき人が言う。
「ルアナという狐さんが家を作って欲しいらしくて来たんだよ」
カイが言う。
魔物だけど大丈夫かな。
「ご依頼のお方ですかぁ!
ねぇねぇ!ルアっちはどんな家を作りたいの?」
攻め気味に言う。
「…もう家の話し?」
ルアナが引きながら言う
「そう、家ってその人の性格が見えて来るからさ!」
どんな家…か
住みやすい、綺麗な…好みな…。
「神社?」
ルアナが言う。
「じんじゃ?」
少女が問う。
「なんですか、それ?」
カイが問う。
あっ、変な事言ってしまった!
毎日神社だったからなぁ
「住みやすい家の名前…!」
「面白いそぉぉぉう!
ルアっち!それ作ろ!作ろぉう!」
少女らしき人が歓喜する。
「…いいの?」
ルアナが問う。
「面白いじゃん!じゃあ!さっそく爆発を!」
その少女らしき人が構える。
「やめなさい」
カイチョップをする。
「んで、神社ってなんだ?」
少女が言うと
ルアナとカイがこける。
そりゃそうだよね。
「よく、わからない物を作ろうとしましたですね」
カイがツッコミをする。
「わからないから面白そうなのさ!」
その少女らしき人が言う。
「神社っていうのは…」
ルアナが説明しようとする。
なんて説明しよう…!
神を祀る家?
「自己紹介がまだだったね、
ボクの名前は、コア!よろしく!」
あっ、はい
ルアナが頷く。
「じゃあ、失礼して」
コアがルアナのおでこを触る。
「イメージで伝えてくれるだけでいいよ」
コアが言うと、ルアナが驚く。
こゃっ!?!!?!!?!
…なに、この子!!!
「コアのオンリースキルの、魅力伝達(イメージインフォーム)ですよ」
カイが言う。
なるほど?
イメージ…?なら…
落ち着く家
綺麗、石像、御社殿に鳥居
かな。
「とても綺麗だぁ!」
…オンリースキル便利だなぁ
「…でも、どっかで魅たことあるんだよなぁ」
「あるの…!?どこで!?」
「うぅむ、忘れちゃった…」
「えぇ…。」
「さぁ早速!材料集めに行こぉか!」
…本当にイメージが伝わったのかな。
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「やって参りました森!」
コアがテンションを上げて言う。
「僕必要あります?」
カイが言う。
「どうせ、暇なんだろ」
コアが言う。
「…そうですけど」
カイが言う。
そういえば、カイとコアさんってどう言う関係なのかな…
コアさん中性的な格好だからなぁ
ズボンに萌え袖、髪はボサボサ
…わからん。
「いっちょやるかぁ!」
コアが袖をまくった。
えっ…
…なにを?
「エアカッター!」
コアが風の刃を出すと木が一気に切れた。
木が一気に…!
そんな楽をできるスキルが…!!!???!
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