第5話 狐は、ギルド登録をした
あれから私は、王様からのギルド推薦状をもらい、ギルドに向かっていた。
ギルドに入る事での監視…か
私は監視の事をさっきから考えていた
監視されるのか
その言葉のことで私は、昔の事を思い出していた。
人間社会の支配
1人1人名簿が人間社会ではある事
人間は支配が好きだ
支配されたくない人もされる
なのに反乱は、許さない
人間の幼児期によくある
自己中心性という
他の人の視点を考えない事がある。
…私は誰かからの監視が嫌いだった。
至って普通の事かもしれないけど
人は、いい事をしてると思っていても
私みたいな反社会派には、自己中心性にしかみえない
なんでも綺麗事で済ませてしまう。
…まぁ、そのおかげで平和だったのだろうけどさ
「…ルアナさん、どうしたんですか?」
カイか問う。
「え?何が?」
ルアナがぽかんとした顔で言う。
「なんか、とても悲しそうな顔をしてましたから」
「…顔に出てた?」
「…やっぱ、ギルドに入るの嫌ですよね」
「…そういうのじゃないよ」
ルアナかきっぱりと言う。
「…え?…じゃあ、どうしました?」
カイが問う。
「…えっと、王っているんだなって思って」
困惑しながら言う。
「そりゃいますよ
…大丈夫ですよ
ここの王は、あれでものびのびしてて優しいですから」
「…あれが?」
…確かに、優しかったかもしれない。
「他の地方王とは、優しさが違うので、大丈夫ですよ」
カイが優しく言う。
「…そっか、なんか慰めてくれたみたい、ありがとうね」
ルアナが感謝する。
「いえいえ!なにかあったらいつでも言ってください」
カイが言う。
「…ありがとう」
あいつみたい…優しいな
ルアナがニコッとした。
そういえば、地方王ってなんだろう
…聞いてみるかな。
「あのさ、地方王ってなんなの?」
ルアナが問う
「あっ、知らないですよね…
えっと、地方王というのは、地方を納める王ですよ」
カイが答える。
思ってた以上にそのまんまだった。
「ルアナさん…!こういう知識は覚えといた方がいいですよ!」
カイが攻め気味に言う。
「…まぁ、そうだよねぇ」
ルアナが言う。
そうこうしてるうちについちゃったよ
ギルドに
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ギルドの中に入ったけど…うん
怖すぎる…!
魔物を狩る目だ…あれは…!
なんなら、武器構えちゃってるじゃん…!
「リアナさん、こんにちは!」
カイが誰かに声をかけた
受付かな?
「あら、カイくん今日は、どうしたの?」
黒髪の女性の方が出て来た。
「今日は、用事で来ました!」
「用事…?」
受付嬢らしい人が言う。
「この子に、ギルドカードを発行してほしいんです。」
「この子?」
受付嬢が言う。
「この子です。」
カイはルアナを抱っこし受付に置く。
「こ…こん!」
ルアナは、どうすればいいかわからずにいた。
「狐、ちゃん…?魔獣?」
「あっ…!推薦状も…ちゃんと」
カイが推薦状を出す。
「か…!」
受付嬢が言う。
「か?」
カイが言う。
この人やばい…?
ルアナが思う。
「かっわいい!!!」
ルアナを抱きしめた
「ぎゃぁぁぁ!」
ルアナが驚く。
「リアナさん!?」
カイが言う。
「モフモフでちゅねぇ!」
ルアナを撫でた
なんだこの人ぉ!!!
「リアナさん…!嫌だといってますから!」
カイが言う。
「あっ…そうよね、ごめんなさいね」
受付嬢が謝り
ルアナを置く。
「改めて私は、受付のリアナと申しますので、以後お見知り置きを」
リアナが礼をする。
「えぇ、では、ルアナさんのギルドカードを発行するので、この石に触れてください。」
石を取り出して言った。
鑑定石と同じ部類かな?
ルアナが
石に触れると石がカードになり、文字が出てきた。
「えっと、読みますね」
リアナが読む。
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種族名 ツキミヤ 個体名ルアナ
属性 全
オンリースキル
記模貼溜(コピーペーストストック)
スキル
幽霊友達(ゴーストフレンド)
獣友達(ビーストフレンド)
虫友達(バグフレンド)
魚友達(フィッシュフレンド)
狐火(ディスガイス)
嗅覚強化(ノース)
魂操(ソウルブール)
火炎耐性
毒耐性
雷耐性
精神攻撃耐性
幽霊
麻痺耐性
閑雲野鶴(リードバック)
擬態(ミミクリー)
声変(ボイスチェンジ)
臨機応変(ミクリテッド)
自動回復(クイックヒール)
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ギルドランク F
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というカードが出て来た。
「何ですか!このチートっぷりわ!」
ステータスも書かれるのか
というかやっぱチートなんだなぁ
私って
「ルアナさん、すごいです!」
カイが褒めて言う。
「では、説明を致しますね
あちらの掲示板の紙を私に渡してくだされば依頼受理できます。
また、自分と同じランク、または、以降ランクしか受けられないので気をつけてください」
なんか…めんどくさぁいなぁ
「ルアナさん、退屈そうですね」
カイがクスッとしながら言う。
ギクッ!
「まぁ、とりあえずなんかあったら聞いてください」
リアナがそう言った。
「こんこんさ!」
ルアナが手を上げ承認した。
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