第3話筋トレ
俺が転生してから5年ほどの月日が流れた。
俺は今目標とし取り組んでいることがある。それは何か、そう、
トレーニングだ!!
トレーニングというのは体力的なものというわけではない、トレーニングというものはテクニック、言わば技術的なものも含めて「トレーニング」という。
つまり簡単に言うと俺は今、全てにおいてめっちゃ頑張っているということだ。
まずは基礎的な体力だ、ということでこれから腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを50回ずつを1セットとして、毎日朝昼晩の3セット取り組もうと思う。
もちろん成長に合わせて数は増やしていくつもりだ。
数が多いって?いや、俺は転生者だぞ?これくらいで音を上げる訳…………
~翌日~
昼の1セットが終わった。
(あぁ、もうむりだ………腕が、肩が、腹が、足が………痛いぃ。)
「いてぇよ………。(涙)」
(だめだ、俺トレーニングを舐めてたわ………。)
あぁやばい、
「〇ぬ………」
大袈裟だと思うかもしれない。言い訳じゃないが…いや言い訳だ。
この体、未熟過ぎて体力がなさすぎる。
この出来事から俺はこの歳になってやっとトレーニングはもっとゆっくり自分のペースでやることの大切さを改めて学ぶことになった……
「――――はぁはぁ…うっし。」
トレーニングを始めてから2ヶ月くらいは経っただろうか以前よりも体力がついた気がする。※現在約5歳
ある程度体力がついた実感は十分にあるし次のステップに移ることにした。
次は、待ちに待った…"魔術"だぁ‼
っていうことだけど、魔術ってどうやるんだ…。
こういう時は、魔術が使える親に聞こう。
俺は、とりあえず近くにいた父、レインに聞くことにした。父は魔剣士だ。
魔剣士というのは魔術と剣術を扱って戦う剣士の事である。
魔術を扱って戦うくらいだ、大抵のことは知っているだろう。
「お父さん、お聞きしたいことがあるのですが良いでしょうか?」
「ん?レナか、いいぞなんでも聞け。」
(なんでもだと?本当か?じゃあ聞くぞ。)
「魔術ってどうしたら出来るようになるのですか?」
「魔術か、魔術ってのはな魔力ってものがないと使えないんだ。」
(魔力か、確かに異世界系のラノベでも魔力使うもんな。知らんけど。)
それでこの世界では魔力(?)はどうすれば手に入れられるのだろうか?
全く何も知らないテイで聞いておこう。お前は知っているのか?なぜ知っているんだ?とか聞かれたらめんどくさいもんな。
「お父さん、マリョクってのはどうすれば手に入れられるのですか?」
「……父さんは魔力については詳しくないから母さんに聞いて来なさい。」
いいぞ何でも聞け、じゃなかったのかよ。
「………………はい。」
レイン、めんどくさいんだな…。
しょうがない後で母さんに聞いておこう。
ちなみに俺の母、リンは魔術師で昔はレインとリンでパーティーを組んでいたらしい。
まぁ魔術師だもんな、魔剣士よりも魔力に詳しいわな。
そんなこんなで晩ご飯後、魔力のことをリンに聞いた。
「お母さん、お聞きしたいことがあるのですが良いでしょうか?」
「レナどうしたの?私が分かる事ならなんでも教えるわ。」
なんでもて……それは本当になんでも答えられるのか…?
まぁそんなことは置いといて、本題だ。
「魔術のことで、魔術は魔力を必要とするとお父さんからお聞きしたのですが、魔力というものはどうすれば手に入れられるのでしょうか。」
「お父さんは教えてくれなかったの?」
「お父さんは詳しくないからお母さんに聞けと言われました。」
嘘はついてないからな。
「レイン……めんどくさかったのね……。」
やっぱりレインはめんどくさかったんだな。
「で、レナは魔力について知りたいのよね。」
「はい‼」
「魔力ってのはね基本的に生まれつき持ってるもので量には個人差があるんだけど、だいたい7歳くらいになると使えるようになるんだけどレナは私とレインの子だからそろそろ魔力放出くらいはできるようになるかもね!」
おぉ!なるほど、つまりこの世界だと魔力ってのは基本的に才能ってことか。
さっすが
「お母さん、ありがとうございました。」
「いいのよこれくらい。」
「あと魔力関連だとね、スキルっていうのがあるの。」
え…?すきる……?なにそれ……?
すげぇ、かっけぇ……(?)
オラ、ワクワクすっぞ(???)
「すきるっていうのはどんなものなんですか?」
「ふふっ。」
「へっ?」
「レナにしてはめずらし食い気味だったから。」
顔で笑われた……ぴえん(?)
「いや……それは…その……失敬。」
興味のある情報に興奮してしまった。
「いやいいのよ、それより…気になる?」
「?」
「スキルのこと。」
「!」
ぶっちゃけ気になるので首を縦に振る。
「スキルっていうのはね、
(ほうほう、そんでそんで?)
「そのスキルの違いというのは何なんですか?」
「違いは、
なるほど、つまり
「でもね
なるほど……分からん…………!!
「お母さん、教えていただきありがとうございました。」
「またなにか疑問があったら聞いてね。」
「はいっ!」
ありがとう
とりあえず魔術や魔力、スキルの事まで聞けたことだし眠るとしようか。
細かいことは明日考えよう。また明日……あぁ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます