第12話 e

「春ちゃん、大丈夫?こんなの男が闘うところで、女が出るところじゃないよ!

それにしても肝心の男はここで伸びているし、

それにそれは、私のお父さんだし‼恥ずかしいー」


「それならかまいたちは、もう殺りましたよ。あいちゃん、優しいお父さんにそんなことは····」


りららはルイボスティーを飲みながら、なにか呪文を唱えている。


「天使さん、どうしたの?」


「ん?happy. わたしの感触だとかまいたちはまだ生きている。でも大丈夫、


ここで、魂をvoidにする」


「殺るんですね?」


「I cherish your soul but it replace with the evil.

why? The answer is void.」



ゼロだァァァァ‼‼


突然、赤田葉一の胸から声がする。


りららは葉一の胸に触った。


「void‼」


葉一はりららの腕を長く伸びた爪で持つと、次の瞬間切り裂いた。


「りららさん‼」、「天使さん‼?」


りららは「近づいてはだめ!!」と春子とあいを止めた。腕の傷口から光がほとばしる。


かまいたちは悔しそうに眉間にしわを寄せる。「きさま、天使の‘虹の渡り人(rainbow walker)りらら’だな!!」


「Yes I am. I'm happy. よくご存知ですね。ごめんなさい。さようなら


void!!」


すると葉一の表情は元に戻りながら、(e)の文字が額に浮かび上がってきた。






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