第34話 ナツカシイアツマリ

脱水症で病院に行ってから、10日が経った。

今日は、5人で集まる日。

夜は、都合が合わなくて、昼間カフェでランチをすることになった。

こうして5人で集まっておしゃべりするのも、去年の秋ぶりだ。

何を着ていこうかな…🤔

久しぶりだから、スカートで行こうかな。

最近、大輝さんとお出掛けしてないな〜。

最後に行ったのは、前夜祭か。

明日は、2人でお休みを合わせた日だから、お出掛けできるかな〜♪

待ち合わせは、11時半に駅前。

お店は、駅通りらしいから歩いて行こうかな。

小説のアイディアも浮かぶかも?


駅前に着いたのは、待ち合わせの10分前。

まだ誰も来ていない様子。誰かを待っている人も見当たらない。

「こまちさん!」

と、後ろから声を掛けられた。

振り向くと、そこには蘭さんがいた。

和果さんが書き終わったら、次は蘭さんの夢が見つかるまでのこと、夢を見つけてからのことを書きたいわ。

華音のことも書きたい。

もう少しで、和果さんが書き終わりそうだから、来月あたりから蘭さんが書けるといいな。

『蘭さん!久しぶりね!元気だった?』

「お久しぶりです!はい、元気です(*'ᴗ'*)」

蘭さんもキレイになってる。

この前、病院で会った華音もキレイになっていた。

『いつもファンレターをありがとう😊お返事は書けないけど、しっかり読んでいるわ。』

「届いてるんですね!良かったです!これからも楽しみにしてます!」

『ありがとう。』

蘭さんと話している間に、華音、ひよりさん、和果さんが来た。

「5人で集まるのは久しぶりね!」

と、華音。

「そうだね!じゃあ、さっそくお店に行こう!すぐ近くなんだよ!」

と、和果さんを先頭にお店へ向かう。

みんな元気そうでよかった。

華音とひよりさんは、最近会ったけど、蘭さんと和果さんは去年の秋ぶりに会う。

「こまち、あれから体調はどう?」

と、華音に聞かれた。

あれからは、意識するようになった。

『大丈夫よ。ちゃんと体調管理しているわ。』

「そう。良かった。」

心配してくれていたみたい。

執筆が忙しくなると、ちょっと無理しがちだけど、食事と睡眠はしっかり取るようにしている。

久しぶりに会うと、学生時代に戻ったような気分になれて嬉しいわ。


少し歩くと、お店に到着。

予約していたらしく、すぐ席に案内された。

注文は、スマホからQRコードを読み込んで注文するモバイルオーダー。

イタリアンなお店で、雰囲気も良い店内。

「モバイルオーダーか。各々のスマホで注文して、各々のお会計にする?」

と、全員に聞く蘭さん。

「そうですね!その方が、誰が何を頼んだのか分かりやすいと思います!」

と、賛同するひよりさん。

「そうだね!そうしよう!」

と、和果さん。

私も華音も賛成という意味で頷く。

ランチだから、誰も言わないけれど、みんなソフトドリンクを注文している。

私は、あんまり強くないから夜集まっても2杯くらいしか飲めない(笑)

華音は、夜はいつ病院から電話がかかってくるか分からないから、休日の昼間の方がゆっくりできると言っていた。


各々の注文が完了し、ソフトドリンクが届いた。

和果さんはグレープフルーツジュース、蘭さんはオレンジジュース、ひよりさんはレモネード、私はアップルジュース、華音はグレープジュースを注文していた。

うん。

学生時代と変わらない注文で安心😊

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