第2話 アイディアコウセイ

翌日。

今日は、夜勤だから夜中に執筆活動を進められる。

今の連載小説は、来月末で全て書き終わる予定。

その後の、小説のアイディアを少しずつ考えて構成を立てていかなきゃね。

2~3個テーマを考えておいて、再来週の打ち合わせの時に決めてもらえばいいわよね。

恋愛・友情・夢や希望・ファンタジー・・・あとは何がいいかしら?

ミステリーは今書いてるし・・・。

ファンタジーは時間がかかりそうだから、もう少し先かな。

その他は、書いてみようかな。

まずは、恋愛。女性目線でいいかな。

時々、男性側の心情も入れてみよう。

そのためには、聞き取りをしないとね!

そうと決まれば、小説を読んで、書きたい物語の大まかな流れを考えなくちゃ!!

どのくらいの長さの連載がいいのか聞いておかないとね。

とりあえず、今書いてる連載小説くらいの長さで考えましょう。

次の打ち合わせは、再来週の木曜日の10時からね。

きっと、この打ち合わせで、連載小説の話をするはずだし、昨日の件も具体的に決めていくはず。

じっくり構想を練る時間はありそうね。

恋愛にする場合、付き合う前を濃く書くか、付き合ってからを濃く書くかの相談は必要ね。


友情・夢や希望は、みんなのことを聞きながら書こうかな。

学生の頃、みんなのことを書きたいと思っていたけど、結局書けずに卒業してしまった。

でも、今なら書けそう。

表現力も勉強したし、伝える力も大学に通って身につけることができたから、読者にみんなの素晴らしさを伝えられると思う。

暗い中、ノートパソコンを開いてみんなの情報を打ち込む。

どうせ、みんなのことを書くなら一人一人じっくり濃く書きたいから、1作品ずつにしよう!

そうなると、5つの物語を書くことになるわね。

様々なキャラクターで職業で、それぞれの人間模様を描く。

久しぶりに書きたくて、胸がワクワクする!!

みんなの情報を打ち込みながら、ノートにストーリーを描き進める。

カタカタというタイピング音だけが、寝静まった夜中のフロアー内に響く。

1人でこうして考える時間も楽しくて好き。

連載小説を持つ前は、作家としてのお仕事があまりなくて、介護の資格を取った。

今は、連載を持たせてもらってるし、新しいお仕事も入るから前より充実しそう。

きっとこの新しいお仕事が上手くいけば、みんなに、胸を張って作家になったって話せるわ。

いろんな人に読んでもらえるのは嬉しいけど、昔から応援してくれてる人に読んでもらえるのは、もっと嬉しい。






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