第3話 しとしとと、
しとしとと、
冷たい雨が
服を濡らせ
心の奥底まで
冷たい雨は、
枯草を湿らせ
地中に滲みていった
しとしとと、
瞳から溢れた
哀しみが
心に
哀しみは、
言葉に沁みて
飛び立った
しとしとと、
滲みるほどに
しとしとと、
沁みるほどに
温められた哀しみは、
いつしか
哀しみの向こう側へと
辿り着いた
今朝、病院ラジオという番組を観たのですが、
何だか心に刺さっていました。
夜になり、その時感じた言葉が出てきたので詩にしてみました。
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