第3話 しとしとと、

しとしとと、

冷たい雨が

服を濡らせ

心の奥底までみていく


冷たい雨は、

枯草を湿らせ

地中に滲みていった


しとしとと、

瞳から溢れた

哀しみが

心にみて

 

哀しみは、

言葉に沁みて

飛び立った


しとしとと、

滲みるほどに

しとしとと、

沁みるほどに

温められた哀しみは、


いつしか

哀しみの向こう側へと

辿り着いた



 今朝、病院ラジオという番組を観たのですが、

何だか心に刺さっていました。

 夜になり、その時感じた言葉が出てきたので詩にしてみました。


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気の向くまま(詩) 真堂 美木 (しんどう みき) @mamiobba7

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