第9話 インドアなのにキャンプギアとか好きなのよ
こんにちは、真野てんです。
皆さんは『Primitive Tecnology』というyoutubeチャンネルをご存じでしょうか。
プリミティブ――つまり原始的な技術を用いて現代人が野生の中で生活することを目的とした動画で、ジョン・プラントさんという投稿者さんが2015年くらいからyoutube上にアップしておられるようです。
自分はコロナ禍が始まった頃に出会ってそこから夢中です。しばらく投稿が途絶えていた時期もあったのですが、現在はまた定期的に動画が上がっているので楽しみにしています。
Wikiがあったのでジョンさんの来歴を調べてみると、とくに専門の学士というわけでもサバイバル術に長けた元軍人でもなく、自然の中でそういった暮らしをするのはあくまでも趣味の範囲で行っており、普段は文明社会のなかでちゃんと生活しているそうです。
また補足としてWikiに書かれていましたが、撮影場所の野営地みたいな未開の森林はきちんと購入されて使用しているそうです。
さてここまでがチャンネルの説明ですが、彼が実際に動画で何をしているのかというと、身体ひとつで森に入り、そこで手に入れたものだけを使って道具を作り、原始的な生活をするというもの。
ナイフやマッチすら持ち込んでいません。実際にはライフラインとして持ち込んではいるんでしょうけど、文明的な道具を撮影上では一切使わずに火をおこしたり小屋を建てたりしており、その姿が非常にたくましく、色々と勉強になることも多いです。
最近の動画ではすでに製鉄まで行っており、金属バクテリアから採集した鉄分を高温の炉で融解して小さな刃物をこさえてました。凄いです。
過度な演出やBGMなどの編集も一切せず、ただひたすらに作業を映し出す本動画は癒し系ASMRに負けずとも劣らない素敵な時間をもたらしてくれます。
ご興味があればぜひ『Primitive Tecnology』でご検索を。似たような後追いのチャンネルも複数ありますのでしばらくは飽きません(ぁ
ちなみにですがコンセプトを同じくする(と真野てんが勝手に解釈している)漫画作品に、
『織津江大志の異世界クリ娘サバイバル日誌』というものがあります。もとは別作品のサブキャラだった男を主人公にすえ、魔法もチート能力も持たず、ただ己の肉体と知恵のみでファンタジー世界をサバイバルしてゆくという異世界転生モノです。
最近の真野てん作品(とくにファンタジー系)は本作に非常に影響を受けており、原作のKAKERU先生や作画の瀬口たかひろ先生をリスペクトしております。
現代知識チートというと、その多くは人間社会の中でもまれ、おもに経済や政治といった国家運営レベルの活躍が主人公にもとめられますが、本作「織津江大志の~』では、突如として放り込まれた森の中で、石を割り、火をおこし、モンスターを狩り、亜人であるハルピュイアのお嬢さん方にからかわれるという流れ。
多分、オリツエくんじゃなければ一時間ともたず死んでいたことでしょう。
のちに彼はスピンオフの元作品である『科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌』で、亜人種を率いて一国を打ち立てる「魔王」と呼ばれ恐れられることになるのですが、それはまた別のお話。
ともかくインドアなのにキャンプ用品とかが大好きな私にはたまらない二作品のご紹介でした。
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