第34話 バジリスク
王国はロシア連邦に入ったわけだ。
まぁ、これから色々変わっていくだろうけどな。
とここまでくれば王国は問題ないと、後は俺がダンジョンをどうにかするだけだな。3個はやったからあと4つ、1つはとりあえず無視だな。
地図を開くと光っているファフのところともう一箇所、オーストラリアかぁ、そのどこにあんだよ!
まぁいけばわかるか、後2個は?
ベネズエラとカナダ?広くねぇか?
はぁ、でも行かないと終わらないし行くか!
羽田からシドニーに向けて飛び立つ飛行機に乗り、無事に到着したまでは良かったが、そこからエアーズロックまでまた飛行機だ。
なに有名どころに出来てんだよ!
あと暑いようでコートを着ている奴がいないので収納しておく。オーストラリアは夏だ。
「とりあえず着いたはいいが、ダンジョンはあれだよな?」
エアーズロックは立ち入り禁止だが、その少し手前に入り口があるのがダンジョンの様だ。何人か入って行ったが観光客だろ?って思ったら驚いて逃げてきた。
「あ、あの中はモンスターの巣だ!」
「ま、まってよ!」
と言って逃げている。
まぁ、普通の奴なら逃げていくわな。
「よし。入るか」
と入っていくと間引きを誰もしないからゴブリンが湧き放題だ。
魔法で薙ぎ払っていくしかないか。
「ファイヤーストーム」
っと、巻き込まれて燃え尽き消滅していく。
残されたのは大量のドロップだ。
もうこんなのいらないが一応収納していくか。
2階層はオークだがこれまた多いので二度目の範囲魔法でこれまた大量のドロップだ。
これをダンジョンでやると爆弾を置くゲームを思い出すな。
10階層はネームドでイブと言うゴブリンクイーンだ。瞬殺したらドロップが肌年齢が10歳若返る美容液と言う何かのCMで見たことある様なものがドロップした。一応収納に入れておく。
宝箱は金で、クイーンメイルと言う鎧と愛の鞭が入っていた。収納に入れるが出すかは謎だな。
20階層に行くと、アビダと言うネームドの腐ったワニのゾンビだった。二足歩行してるから恐竜かと思ったが、鈍くて臭いので燃やし尽くした。ドロップはボーンダガー2つと水の魔導書と魔石、宝箱は銀で、スキルオーブ『跳躍』
25階層で休憩、コーヒーブレイクだ。
30階層。ドリルマン、ネームドで大土竜だ。
どこから攻撃してくるかは索敵でわかるため避けるのは簡単だが、剣を当てるのに必死だ。「サンダーショック」は効かないみたいだし、「ウォーターウォール」を使ったらスピードが削がれたので切り倒す。
ドロップはシャベルアームと魔石、宝箱からは金貨だった。
35階層で睡眠をとる。流石に疲れた。
目が覚めるとスライムがいたが掃除屋だからこれと言って害はない。
40階層、チキンハートと言うネームドだが、コカトリスだ。
弱っているふりをして尻尾の蛇で攻撃してくるので速攻で倒したが石化をしてきやがった。効かないけどな。
ドロップは石化無効のネックレスと肉、魔石だ。肉は食用と鑑定で書いてある。宝箱には風の魔導書が入っていた。
45階層、ようやく、五つめのダンジョン攻略だ。後2個か、行きたくないなぁ。
50階層の扉を開けると大きな蛇の様なドラゴンだ。
「お前は人の姿になれないのか?」
『あ?なんで私が人の姿にならないといけないんだ?』
「ならいい、リワインドリング!」
『な!』
「じゃーな!」
『ま、待て!』
「こっちも暇じゃない」
『違う、なぜ死なない?即死の魔眼を使ってるのだ!普通死ぬだろ?』
「は?耐性持ってるからな」
『じゃあ待て、待ってくれ』
と人型になると綺麗なお姉さんだ、金髪のロングでマーメイドドレスを着ている。
「そのなんだ、悪かった」
「あぁ、別に構わない」
「わ、私にもくれないか?」
「いるならそれなりの態度があっただろ?」
「そ、それは、外に出られると…思って」
「はぁ、分かった、これが食料な」
「おお!」
「分かってると思うが俺は頻繁にこれないからな!」
「わ、分かった」
と収納にしまう。
でコンセントはあれか。
「ここに設置すればいいんだな?」
「うん」
「っとに、なんで俺がこんなことを」
ブツクサ言いながらもテレビとゲーム機を繋いでいく。
「ほらこれで遊べるぞ」
「あ、ありがとう」
「最初からそうしておけば綺麗なのにな」
「な、な。何言ってんだ」
顔を赤くする。
「いや本当のことだ、まぁ、これで終わったからじゃーな」
「ま、待つんじゃ、名前は?」
「スズトだ!お前は?」
「バジリスクじゃ」
「そうか、またな!」
「ま、また来い」
と言って転移石に触り外に出る。
このまま行こう、次がベネズエラか、帝国が近いな。
シドニーからベネズエラのカラカスまでの飛行機に乗るがなんでこんなにかかるんだ?まぁいいか、直行便がないからしょうがない。四か所経由してようやく着くと、今はもう雨季が終わりに近づき乾季に変わることもあって蒸し暑い。
「うー、あちぃなぁ、Tシャツ持ってきといて良かったよ」
もう11月になると言うのに乾季になると蒸し暑い、耐熱を持っていても湿気はあるのでベタベタするな。
で、肝心のダンジョンはと言うと、カナイマ国立公園だと言うことでセスナに乗って、プエルトオルダス空港に行く、そこからカナイマに向かう。
有名どころだが、流石に疲れたのでホテルで一泊してから行くと、もう並んでいる。
皆、武器を持っているが、機関銃やらなんやら、俺はあまり詳しくないが銃社会なのだろう。
だがモンスターにはあまり効かないぞ?
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