第3話愛犬たちと学校に通う

「お久しぶりです。ご主人様のお母さま。お父様」この現状を

 うちの両親にも味わってもらう為。俺は、人間の姿になった。

 マリを両親に紹介した。「まぁ、そう言う訳だから・・・・・・」

 「お父さん。これって、夢じゃないのよね?」「あぁ、そうだな。

  これは、夢なのかもしれないなぁ・・・・・・」父と母が、互いの

  頬をつねる。すると「痛いなぁ。母さん」「そうねぇ。お父さん」

  頬をつねった。あとに、互いの顔を見つめ。そして、お互いの手を

  自分らの顔の近くまで、持ってきて。「これは・・・・・・

  現実だーーー」と叫び出す。「はっはっはっー」と笑い出し

  喜びの舞を踊り出す。「あのーもしもしー。ダメだ。全然

  聞こえてないなぁ」俺は、呆れた顔で、両親の喜びの舞が

  終わるのを待った。数分後。喜びの舞が終り。俺は、一度。

  咳ばらいをしてから。口を開いた。「で、二人は信じるの?

  これが、マリだって」俺は、隣に立っている。人間のマリを

  視ながら。二人に聞いた。その答えは、二人同時で

  「「もちろん。信じるよ~」」意外とこの件をすんなりと

  受け入れた。「マジかよ・・・・・・」「だってね。あの

  三匹の可愛い子の一匹が。また、私たちの所にきてくれたのよ」

  「あぁ、そうだな。母さんの言う通りだ。マリとふゆとマロンが

   事故で亡くなって。悲しかったけど、こうして、また

   私たちのもとに。来てくれたんだぞ」あぁ、そう言えば。

   この二人って、めちゃくちゃ楽観主義だった。二人の

   両親は、俺が引きこもって。ようやく、部屋から出て来た

   よりも。そのまま、俺の隣で笑顔を振りまく。人間の

   マリの方に向かい。マリの頭を撫でる。「私も、嬉しいです。

   ご主人様に。また、会えて」人間の姿のマリの頭を撫でる。

   両親と、撫でられて、嬉しがる。マリとの外枠に、一人

   取り残された。俺がいた。(なんだが、ちょっと寂しい)

   しばらくして、両親とマリをソファーに座らせ。

   俺は、その前に立ち。議題の本題に入った。

   「じゃあ、二人は、このままマリを家に住まわせるって。

    ことでいいのか?」「もちろんさぁ。マリちゃんは

    家族じゃないか」父は、人間のマリを見ながら。

    俺の質問に答える。(なんか、顔が近いぞ)

    すると、母が父の耳を思い切り引っ張り。父を

    マリから離し。(母さん。ナイスです)「それじゃ

    マリちゃんは、私たちの養子として。明日にでも

    市役所に養子縁組の申請をしてくるからね」

    「よろくしお願いします」頭を軽く下げる。

     マリと、父の耳を強く引っ張る。笑顔な母の

     構図は。本当の娘と母親に見えた。

     すると、父が痛がりながら。こんな事を

     言って来た。「ところで、他の子は

     どこにいるんだ?旬」「他の子?・・・・・・」

     首を傾げる。俺の顔を見つめながら。父が

     さらに話すのを続ける。「ほら、ふゆちゃんと

     マロンちゃんだよ。あの二匹も、どこかに

     いるんだろう?」そうか。今、ここに

     人間の姿のマリがいると言う事は。

     他の二匹も。人間になって、いるという

     ことか。俺は、慌てて。リビングを

     後にして。二階にある。俺の部屋に

     向かう。まぁ、さすがに。そんな事が

     ある訳がないが。そうだよ。マリだけだ。

     マリだけだよ。心の中で、そんな事を

     思っていると。どうやら、神様は平等らしく。

     「あぁ!ご主人様。ご主人様のベットを

      お借りしています」「あぁ!旬ー

      会いたかったよー」これって、夢じゃないよね。

      うん。これは、現実だよね。俺は、自分の部屋に

      戻ると。そこには、俺のベットに入り込む。

      かつてチワワだった。ふゆと「今日も、寒いですね」

      かつてのトイプードルの「旬~。みて、みてー

      私の髪型可愛いでしょ~」マロンの姿があった。

      しかも、マリと一緒で、人間の姿で再開した。

      (ってか。マロン。先、俺の事を名前で呼んでた?)

       神様。そうじゃありませんよ。

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