第2話神様。そうじゃありません

「おはようございます。ご主人様」ニコッとお日様のような笑みを浮かばせ。

 俺の上に乗っかている。謎の美少女は、かつての柴犬のマリだと言っていた。

 「本当に、マリなのか?」問いかける。俺に、美少女は「はい」と元気一杯に

  答える。確かに、この元気一杯な所は。マリぽいけど・・・・・・。

  なぜ、死んだはずのマリがここにいるんだ?なぜ、犬の姿ではなく。

  人間の姿なんだ?なぜ、美少女化しているんだ?(まぁ、犬の頃から

  可愛いかったけど・・・・・・)様々な疑問が頭の中でぶつかり。

  俺は、今一度。かけ布団を頭で被さる。(一体。これは、なんなんだ?

  そうか。これは夢だ。うん、そうだ。これは、夢を見ているんだ!)

  俺は、この状態は夢だと確信して。自分の頬を強くつねる。すると

  痛かった。と、いう事は。これは、夢ではなく。現実だというのか。

  体全体を被さった。布団を少し、退かし。薄っすらと、俺の体の上を

  見ると。やはり、そこにはマリが座っていた。この犬の時とは

  違う。重みは、人間そのもの。俺は、意を決して。俺の体の

  上に座る。美少女に溜息混じりの言葉をかける。

  「お前、本当にマリなのか・・・・・・」

  「はい。おはようございます。ご主人様」「はぁーマジかよ」

   嘆息な溜息を吐き。俺は、ベットから。体を起こす。

   その後、マリをベットから降りさせ。自分の大き目な

   ダウンジャケットを美少女化した。元犬のマリに着させた。

   「これって、ご主人様の服ですか?」「あぁ、そうだよ。

    その恰好じゃ。寒いだろ。毛がないから(あんなにフサフサ

    だったのに・・・・・・)」「ありがとうございます。

    ご主人様」あぁ、そうだな。この子は、マリだなぁ。

    人化した。マリを見つめながら。俺は思った。

    (人間の姿でも、マリは可愛いなぁー)

     あと、こうも思った。(ってか。マリって人間に

     なると胸がでかいんだけど・・・・・・)あぁ

     神様。俺が、願ったのは。こうじゃありません。

     俺が、願ったのは。犬のマリに会いたいです。

     人間化の美少女のマリではありません。そして

     俺は、こうも思った。「もしかして、他の

     二匹も人間になっていたりして・・・・・・」

     神様、お願いです。チワワのふゆとトイプードルの

     マロンは。犬の状態で、もう一度。会えますようにと

     俺は、神に願った。でも、なんだか。嫌な予感を

     感じている。俺が、そこにはいた。

   

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