吉田家で充電を終えた古賀は、千円を吉田さんに渡してバイクを走らせた。そして常陸太田市にある宿にて宿泊することになった。

ノートパソコンで原稿を書いていると、編集長から電話がかかってきた。

「もしもし、茨城県はどうだった？」

「はい、袋田の滝を見てきました。」

「おぉ、中々変わりどころを見てきたね。それじゃあその足で群馬へ行ってくれ。」

「はぁ？いやいや、もう少し茨城県を書いてみたいと思っていたのに……。」

「そうは言ってもね……、他に納豆しかないでしょ茨城県って？」

それ以外にもあるだろ！？……と古賀は内心思ったが、古賀は口にしなかった。

「とにかく、茨城県の原稿なる早でお願いね。」

通話は一方的に切れてしまった…、古賀はため息をついてその場に寝転がった…。

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