第36話コンテナホテル·茨城県結城市

加田木の家を後にした古賀は、無事に茨城県へ到着した。古賀はいつも通りホテルを探そうとしたが、ホテルが見つからない…。

「あれ?かなりマズイな……」

そこで古賀は偶然歩いていたおじいさんに聞いてみることにした。

「すいません、この辺りにホテルか旅館はありませんか?」

「あぁ、それならここから三つ目の信号を左に曲がるとホテルがあるよ。」

古賀は教えてもらったホテルへ到着した、フロントへ行き宿泊を申し込んでみたが…。

「すいません、満室です」

古賀は顔に出さなかったが、ショックを受けた。

「あ、でもコンテナホテルなら空きがございます。そちらへ向かってみてください。」

コンテナホテルとは……?

受付の従業員に教えてもらった道を進むと、コンテナボックスのある場所へ到着した。

「本当にコンテナだ…こんなところに泊まれるのか?」

古賀は管理人に宿泊を申し込み、コンテナのカギを受け取った。コンテナの中へ入ると、中はビジネスホテルに似た部屋の造りになっていた。

「へぇ、見た目はコンテナだけど、とりあえず泊まれそうだ。」

古賀はバイクのバッテリーを充電すると、シャワーを浴びた。


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