第22話さみしい中華·神奈川県中区

インターチェンジ長者を後にした古賀は、途中で5回充電させてもらいながらどうにか中区へやってきた。ここは赤レンガ倉庫や横浜中華街などの観光地として有名な場所だ。

「本当はもっと少し地味なところがいいんだけどね…。」

そう呟きつつも、やはり大手の観光地はネタとして強いので向かうことにした。

時刻はとっくに午後になっていたので、夕食を食べに入ることにした。

「さて、何をいただこうか……?」

最近、町中華などで人気の出ている中華料理。しかしここでは、本格的な中華料理を味わいたい。

古賀が入ったのは、少し小さな「万里ばんり」という店。

あの回るテーブル席はたった二つしかないが、古賀はそこへ通された。

古賀が注文したのは餃子·エビチリ·シューマイ·チャーハンの四品、古賀はテーブルを一人回しながら食べた。

「うん、味は本格的だ。さすが観光地の料理ということだな。」

しかし一人でテーブルを回していると、どこかさみしい古賀なのであった。

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