第11話サキダ家·神奈川県厚木市

先ほど古賀を救った女性の名前は崎田菜津子さきだなつこといい、買い出しの帰りに古賀を発見したそうだ。

「ここがあたしの自宅兼民泊のサキダ家よ」

二階建てで茶色の壁の広い家、外観は古いが家族で暮らせるほどの大きさだ。

「崎田さんは、家族と暮らしているの?」

「ううん、民泊の客がいない時は一人かな。」

「えっ…、この家で一人暮らし?」

「うん、この家は元々祖父母が譲ってくれた家なの。」

古賀は二階の部屋に泊まることにした、菜津子さんにバッテリーの充電をお願いすると、早速部屋で旅でのことを原稿に書き始めた。

「古賀さん、遅いけど夜ご飯食べる?」

「あぁ、食べるよ。メニューは何?」

「カツ丼とみそ汁よ。」

古賀は大好物が出て、少しうれしい気持ちになった。

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