第3話Bar·東京都千駄木
暗くなりかけた頃、古賀の電動バイクは充電が切れそうになっていた。
「ヤバい、今夜の宿見つける前に充電が……」
そして古賀の電動バイクは停まってしまった。
「なーんてこった…」
古賀は電動バイクから降りて、押し始めた。乗っている時は楽だが、押して歩くとキツイのが電動バイクだ。千駄木の町中を押していると、ふと路地裏にあるBarが目にとまった。
バイクを停めて中に入ると、自分の妻と同い年くらいの女性がカウンターでビールジョッキを拭いていた。
「いらっしゃい、席へどうぞ。」
「あの、お願いがあるのですが…」
「なんなの?」
「私、古賀といいまして電動バイクで旅をしているんです。しかしバイクの充電が無くなってしまって、こちらで充電をお願いしてもいいですか?」
「充電…、コンセントがあればいいの?」
「はい、そうです。」
「いいわよ、店の奥にあるから。」
「ありがとうございます!」
そして古賀は電動バイクのバッテリーを持って、Barの中へ入った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます