第8話──4「ジニアについてこい!なんですけど!」


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「……まったく、ターシェンの奴め。あいつは前から使命よりも己が楽しむことを優先しがちだ。本当にいけ好かん」

「まあいいじゃん兄さん。面倒なのはあっちに任せとけば。こっちは当初の予定通りだし、結果オーライじゃない? それに弱い者を嬲る方が好きなんだよねぇ、僕は」

「リンゲがそれでいいなら、それでいいさ。さぁ、向こうの決着が付く前に終わらせよう。こっちにまであいつに介入されたら敵わん」

 魔族の兄弟、ツヴィとリンゲと名乗った二人組が浮かび上がったまま言葉を交わしている。

 その二つの視線は、巨大な半円状に下ろされた結界の中へ向けられている。そこでぶつかり合う、ターシェンという新たな魔族とフィーリーの魔法。花火が幾度も弾けるような鮮やかな光が瞬いている。

 そして刃と刃を交わらせ、目にも留まらぬ速度で火花を散らすシザクラとターシェンの護衛のような使用人服の女の攻防。

 正直、目が奪われるような戦闘が繰り広げられているが。足元に集った自分たちから完全に意識が外されるほど見くびられているのは、少々癇に障る。

 ルーヴは下唇を噛み締めた。だがまともに相手取れば、こちらが不利なのは必至。向こうの無数の斬撃に変わる風の魔法は、同じくらいの魔力を込めた魔法でないと打ち消せない。フィーリーの強大な魔力は、この二人と戦うには必須だったかもしれない。が、それが今は叶わない。

 ルーヴとジニアを守るように前面に立ってくれたレンウィとその部下たちも、緊張した面持ちで魔族たちを睨んでいる。先ほどまではフィーリーの魔法の加護があった。次はどうなるかわからない。瞬く間に全滅させられるかもしれない。ハイスの町を壊滅させたように。

(……でも。わたくしは。わたくしたちはこんなところで死ぬわけにはいかない)

 プティは、離れた岩場に隠れてもらっている。ここで自分たちが死ねば、あの子はこんな荒野で一人きりになる。

 それは、絶対にさせない。だから目の前の脅威に。対処しなければならない。

「弓隊。放てッ!」

 レンウィの号令。団員たちが一斉に構えていたボウガンを射出する。連続で放たれた無数の矢。その矢じりは魔石で作られている。炎の魔石。炸裂し、殺傷力を高めたものだ。

 だがそれらは、魔族たちに届く前に全て阻まれたように爆裂する。風の魔法の防壁か。それで防がれた。

「……さてと。じゃあさっさと自分たちの仕事こなしますか、兄さん」

「そうだな、弟よ。こいつらを片付けて、次は町の奴らだ」

 ツヴィとリンゲの目がこちらを向く。レンウィたちは剣を構えて、ルーヴも身構える。体の動きを一時的に制限する妖精魔法は、多少彼らにも通用するとわかった。それで何とか、レンウィたちの援護をしなければ。

 兄弟たちが牙を向く。そう思った瞬間。いきなり氷の巨大な塊が二人に体当たりした。それは粉々に砕け、不意打ちを喰らった兄弟は地面に墜落する。

「お前達の不運は、たった一つなんですけど。――この世紀の大天才、ジニア・フィフスと対峙したこと」

 ジニアが例の文字が隙間なく刻まれたグローブを直しながら、ここぞとばかりに胸を張る。今のは彼女の繰り出す技術、クラフトワークスだ。

 舞い上がった砂埃が、突風で振り払われる。姿を見せた兄弟は、立ってはいたが多少のダメージが入っているようだ。不愉快そうに顔を歪めている。

 クラフトワークスが、彼らの纏う魔法の加護を突き抜けた。そうとしか見えない。

「……流石に今のは、カチッと来たわ。やっていい、兄さん」

「そうだな。全員細切れだな、弟よ」

 兄弟がお互いの短剣を斜めに交わらせる。乱れ撃つような斬撃が来る。レンウィ達が既に剣を抜き目前まで迫っていたが止めるのには間に合わない。

「賢明お姉さん!」

 ジニアがこちらを呼ぶ。ルーヴは、予め彼女が渡してくれていた、クラフトポッズで作成された先の広くなった筒のようなものを口の前に持っていく。声が轟きやすくなる。拡声器だ。クラフトポッズという壺で作り出したものなので、一度使っても壊れることはない。

「魔法を使うなッ!」

 空気が振動する。ジニアの拡声器が、声に込めたルーヴの魔力を何倍も高めてくれた。

 だから兄弟たちの魔法は不発に終わる。彼らの強力な魔力も、倍増した妖精魔法ならほんの少しでも抑えられる。

「陣形を崩すな! 連撃!」

 レンウィの号令で、団員たちが波状攻撃を仕掛けている。魔法の加護を今は封じられたツヴィとリンゲは、流石にその連撃を避けるのに気を回さなければならないようだった。

「ちっ! あぁっ、もううっとおしいなぁ! ウジ虫どもが群がっちゃってさぁ!」

「弟よ。こやつらは俺たちの分離が目的だ。よっぽど風斬撃の乱れ撃ちが怖いらしい。……舐められたものだな」

 ルーヴの魔法封じは僅かしか効果がない。それも流れるように連発は出来ないのだ。どうしても声に魔力を込めるタイムラグが、妖精魔法には発生する。精霊魔法における詠唱と同じだ。効果が大きいものほど、使うには時間がいる。それにルーヴの魔力にも限りがある。使えて、あと二回ほどだろう。

 レンウィたちは巧みに兄弟を分離し、向こうの攻撃の隙を与えないように次々と攻撃を放つ。残った六人、三人ずつ。このまま押し切れば、魔法を使わせることなく制圧することが出来そうに見える。

 が、相手は魔族。未知数な敵。

「ぐぅっ……!」

「うわぁっ……!」

 息を合わせたようにツヴィとリンゲが同時に斬りかかった団員の剣撃を弾いた。そして瞬く間に拳で目の前の一人を弾き飛ばし、二人目の懐に潜り込んで蹴り飛ばす。最後の一人の腕に、素早く短剣を突き立てた。レンウィだけがそれに反応し、何とかツヴィの短剣を受け止めた。

「魔法なんか使わなくてもさ、お前らなんて楽勝で蹴散らせちゃうわけ。わかる? 僕らとは格が違うんだよ、虫ども」

「俺たちが魔法のみに頼っていると思っていたのか。そう思わせるのも、作戦通りなのだがな。単純で助かる」

 お互い短剣を武器にしているだけあって、魔法無しでも動きが負えないほどに素早い。日々鍛錬された騎士団も、一瞬でここまで形勢逆転されてしまうほどの強さ。底知れぬ。

 なら、それを止めてみせる。

「動くなッ!」

 事前に再びジニアが構築してくれていた拡声器でルーヴは叫ぶ。追撃しようとした兄弟の動きはびたりと止まる。魔力の解放された彼らに効くのは、ほとんど一瞬だ。だが、それでいい。

「なっ……⁉」

「うぉっ、何だぁこれぇ……⁉」

 枝と葉を寄せ集めて体を構築した鳥が。二羽、ツヴィとリンゲを爪で掴み取りそのまま連れ去る。

「ツインバードくんたち、ナイスぅ!」

 ジニアが拳を上げる。もちろん彼女のクラフトワークスだ。作り上げられた鳥たちは、そのまま兄弟たちを地面に叩きつけ、爪で押さえつけるようにのしかかる。

「こんのっ……! いったいなぁ……!」

「あまり舐めてくれるなよ……!」

 ツヴィとリンゲが放つ突風で、鳥たちは容易く崩れてしまう。

 立ち上がる兄弟。そこに、間髪入れずに巨大な拳が叩き込まれる。

 巨人が、立っていた。拳を叩きつけたのはそれだ。筋骨隆々とした体は全てこの地の岩で出来ており、頭の部分は棘々とした乾燥地帯特有の丸い植物になっている。

「ふふふん、どうよ。さっきお前らがムキムキお姉さんたちとわちゃわちゃしてる間に準備させてもらってたんですけど。言ったっしょ? この天才ジニアと出会った時点で、負けてんの、お前らは」

 見上げるような巨人の肩に乗っていたジニアが高笑いする。あれは彼女のクラフトワークスで作り上げてたものだ。ルーヴもそれを見ていたので知っている。

 クラフトワークスで作り上げたものは、一度ジニアの命令に従えば崩れてしまう。だが。

 岩の巨人の拳が、腕が崩れ落ちる。しかしすぐさま、肩に乗ったジニアがクラフトワークスで腕と拳を作り直す。巨人は元通りになり、膝をついたツヴィたちの前に立ちはだかった。

 巨人は、クラフトワークスで細かく作成したパーツで構成されている。故に、命令に従い崩れた部分だけを新たにツギハギに作り直せば。巨人全体が崩れて消えてしまうことはないのだ。彼女の機転だった。

「……何だこれは。魔法で出来た人形か?」

「次から次へと面倒だなぁ! こんな奴、風ですぐぶっ倒れるでしょ!」

 リンゲが魔法を詠唱する。凄まじい突風が、遥か後ろにいるルーヴも顔を腕で守るほどに吹き荒れた。

 だが巨人はバランスを崩さない。その前に大きな岩の壁が築かれていたからだ。それはすぐ崩れ去ってしまうが、風は全て防ぎ切った。ジニアのクラフトワークス。こうも一瞬であんなものまでクラフトしてしまうとは。

「あれぇ? 今何かした? 勘弁してよ。この天才フェイスのバングスが崩れちゃうでしょー? 毎晩1時間かけてブラッシングしてるんですけどぉ」

 余裕綽々と言い放つジニアが、巨人の肩の上で腕を振り下ろす。連動するように巨人が、ツヴィとリンゲに拳を叩きつけた。

 だが二人はその拳を斬りつけ砕きながら、腕の部分を駆け上がる。定めた狙いは、肩の上のジニア自身だ。

「この人形が直り続けるというなら」

「本体のお前を殺せばいいだけの話じゃんねぇ?」

 跳び上がり、短剣を同時にかざした二人。しかしそれを前にしても、ジニアは揺るがない。

「動くなッ!」

 拡声器を通したルーヴの声が。兄弟を空中で固定する。動きを封じられた二人は、巨人の振るう両腕で左右に分けられ薙ぎ払われた。

「……やっぱさ、真っ先に狙うよね? この天才的頭脳を。でもさ、そんなの想定済み、対策済みなんですけどぉっ。何十通り、何百通りっ。お前らの行動パターンなんてお見通しなんですけどぉ!」

 ジニアが密かに振り返って、ずっと後ろにいるルーヴに片目を閉じてくる。シザクラたちが戦ってくれていた間、彼女と二人で打ち合わせていたのだ。連携は崩さない。

 前線に立つ彼女を、守る。傷つけさせない。ルーヴはきゅっと彼女に託された拡声器を握りしめる。

「想定済みだぁ? 僕らの行動が?」

「それなら、これも防ぎきれるか?」

 ツヴィとリンゲが短剣の刃を交わらせる。速い。動きを止めるのが間に合わない。

 容赦ない斬撃の嵐が、ジニアの巨人を襲う。巨人は、身を丸めて防御態勢を取っているようだった。

 風のせいで肩にいるジニアの姿が見えない。斬撃が止む。彼女は。

 巨人の肩から更に二本、追加で腕が生えていた。その両手が包み込むように、左肩に乗っていたジニアを守っていたのだ。開かれた両手から無事な姿を見せたジニアが、唖然としている兄弟を仰け反って得意げに見下げた。

「だ、か、らぁ? 対策済みって言ったんですけどぉ? 単純な挑発に乗って、一番単純なことしてくれてありがとねぇ?」

「馬鹿な……。魔法は魔力でないと防げないはずだ」

「待って兄さん。こいつのこの人形、魔力の気配を纏ってる! ありえないと思ってて、今まで気づかなかった……っ」

 二人もさすがに気づいたようだ。その驚きに伴って、ますますジニアが得意げに仰け反ってそのまま後ろに転げ落ちるんじゃないかと心配になる。

「クラフトワークスはこのグローブに、ジニアの魔力を込めて物体をクラフトする技術! なんですけどぉ! だから実質、魔法の応用! 進化系! 元々魔法界隈で名を馳せたフィフス家だから成し遂げられた偉業。その名前も知らないとか、あんたニワカぁ?」

 巨人の砕けた新たな腕二本を再生成。元の二本と合わせて四連撃。パンチの連打が、ツヴィとリンゲを襲う。

 舞う砂埃。それを払う風の嵐。兄弟が砕け散る前に巨人の腕を跳び上がって、ジニアの元へ向かう。

 合間に放たれた飛ぶ斬撃は、ジニアが自分の周りに半円状に展開した水の膜で防ぐ。ターシェンという魔族の結界を真似たのだ。見よう見まねを瞬時に自分のものにしてしまうのが、彼女の才能を窺わせる。

 左右から、兄弟がジニアに斬りかかる。その短剣を受け止めたのは、彼女の周りに出現した複数の長剣だった。

「止まれッ!」

 その隙に、ルーヴの声が割り入る。回避を防がれたツヴィとリンゲを、岩で出来たいかつい棍棒がフルスイングで殴り飛ばした。完全に、ジニアのペースだ。町一つを壊滅しかけた魔族二人を、たった一人で翻弄している。

(……わたくしはあの子を、侮っていたのかもしれませんわね)

 クラフトワークスと、彼女の技量。やはりこの子は、アンドロゼンに知られるわけにはいかない。この子のためにも。

「まだやるかい、なんですけど? お前らもそろそろ魔力切れなんじゃん?」

 ジニアが再び地に堕とされた兄弟たちを煽る。確かに対峙した時は強大な炎を思わせる彼らの魔力も、灯ほどに萎んできているのをルーヴも肌で感じていた。

 だが砂埃の中から飛び出してきた影は、果敢にジニアに斬りかかる。それも余裕で彼女の従えた盾が防ぐ。

 斬りかかったのは、ツヴィだった。リンゲがいない。

 はっとルーヴは見上げる。魔力の気配がすぐ傍まで迫っている。

 そう感じ取った時には、もう短剣を振りかぶったリンゲがルーヴのすぐ頭上に迫っていた。風に乗って一気に飛んできたのだ。

「邪魔で弱そうな奴から、戦略的にね? こっちも余裕ないからさ、大人しく死んでくれる?」

 不意打ち。声を出そうと身構えようとするが、速すぎる。発する前にぎらつく刃が首に食い込むだろう。

(プティ……ッ)

 彼女のことが頭をちらついた瞬間、間に入って来たレンウィが盾でリンゲの斬撃を弾いた。

「させるか……ッ。騎士団を舐めるなよ……ッ!」

「ちっ、どこまでも湧くなようじ虫どもがぁ……!」

「魔法を使うなッ!」

 すかさず風の斬撃を振るおうとしたリンゲにルーヴは声を浴びせた。この距離で、拡声器を通した妖精魔法なら。弱っている彼の魔力は完全に封じられるはずだ。

 風の浮遊力を失ってリンゲが地面へと着地する。瞬時に斬りかかる彼を、レンウィが相手取る。魔力を帯びずともリンゲの身のこなしは素早かったが、レンウィの剣さばきが僅かに上回っていた。

「このッ……!」

 焦れたように短剣を突き出したリンゲ。それをレンウィは剣で弾き飛ばした。

「止まれッ!」

 ルーヴの声がリンゲの動きを封じる。背後に回ったレンウィが彼を地面へと抑えつけ、手と足に素早く枷を付けた。

 拘束した者の魔力と動きを封じる、騎士団の特殊な装備。これでリンゲは完全に抵抗できなくなった。

「リンゲッ!」

 すぐさま兄のツヴィが突っ込んできた。リンゲを抑えつけるレンウィに風の刃を浴びせようとする。

 その上から、巨大な腕が落ちてきて彼を地面に叩きつけた。

 ジニアの巨人が放った腕。それが体を離れてすさまじい勢いでツヴィへと落下したのだ。

「今だ! 捕まえろ!」

 レンウィの声と共にまだ動ける団員たちが一斉にツヴィへと駆け寄っていった。立ち込めた砂利が煙のように視界を遮っていて状況がわからない。

 不意に暴風。吹き荒れたそれが砂利を、そしてツヴィを取り囲もうとしていた団員たちを吹き飛ばした。

「弟に、触れるな……ッ!」

 額から血を流してふらつきながら、ツヴィが立っている姿が見えた。すぐ彼は風の力で加速し、近くにいたルーヴへと突進してくる。

 時が、その一瞬だけひどく遅くなったように感じた。ツヴィの握る短剣、その刃。その軌道はしっかりとルーヴの首を捉えようとしている。

「しッ!!」

 どこからか、声がした。外からというより、まるで体の内側から轟くような、不思議な感覚だった。

「ッ……! ぐぅ……ッ!」

 ツヴィの動きが完全に止められていた。まるでその場で固定されているかのように、もがいているが身動きがとれないようだ。

「確保……! 捕縛だ!」

 先に飛び掛かったレンウィに続いて、団員たちが動けなくなったツヴィを取り囲む。レンウィの手によって、ツヴィは魔具の枷で捕らえられた。

「くそッ……! 離せ、離せよぉ……!」

「……まさか、人間ごときに追い込まれるとはな……」

 リンゲはもがき、ツヴィは観念したように項垂れていた。彼らがこれ以上抵抗してこないのを見て、取り囲んでいたレンウィたちはようやく一息ついたようだ。

「だから言ったんですけどぉ? お前らの不運は、この大天才ジニアと出くわしちゃったことだって!」

 どこからか飛んできたジニアが這いつくばった兄弟たちの前に着地して、ここぞとばかりに言い放つ。あの巨人は、どうやら自然へと還したらしい。

「あ、プティ……」

 気が抜けてふらつきかけたルーヴに、ぎゅっと抱き着いてくる感触があった。いつの間にかプティが傍まで来てくれていた。その小さな身体を抱き寄せ返す。

(……さっきの、声は)

 ルーヴを斬りつけようとしたツヴィを止めた、あの内なる声。

 幼い声だった。まさか、と思う。でもルーヴにはそうとしか思えない。あの声は、もしかしたらこの子の。

「シザクラ隊長たちは……!」

 レンウィが結界に囲われているシザクラたちの方に目をやる。

 同時にルーヴとジニアも、そちらに視線を向けた。

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