第8話
「これはどういうことだ。」
俺は今、魔道具によって録画された決闘の様子を見せられながら父さんに説教されている。
「皆さんの魔改造の結果ですね、はい。」
じいちゃんは笑いながら、兄弟達は心配しながら、俺が説教くらってら様子を見ている。
いや、なんでじいちゃんは笑ってんの!?
父さんは、みんなの用意したスキルブックのリストを見て頭を抱えている。
「こんなことになったのは、親父の紛れ込ませた統合の仕業のようだな。」
「まあまあ、カイトよ、落ち着け。わしはリョータがスキルを見やすくするために入れただけじゃ。」
「そのせいでリョータがチート満載なんだよ!」
父さんは生粋のツッコミ気質で、毎日じいちゃんに突っ込んでいて、大変そうだ。
「そもそも、消費が20分の1になっているとはいえ、上級魔法を何発も打って平気なリョータのステータスを知りたいよ!」
そんなことを言ってたのでステータスを見せてあげると、こんなことを言って父さんは卒倒した。
「レベ1でこれってどういうこと?」
翌日、ギルドに呼び出された俺とオズワルドはギルド長の部屋へ来ていた。
「今回君達を呼び出したのは、他でもない。
先日の決闘の結果についてだ。」
そういえば、勝った方は負けた相手に命令できるんだった。
「リョータくんは、内容を決めてきたかね?」
「はい。オズワルドさんには、俺のパーティーに参加してもらいます。」
「ええ⁈」
なんかめっちゃ驚かれた。俺はただ、手助けしてもらって冒険者活動をしやすくするために頼んでるだけなんだが。
「本当にそれだけでいいのか?俺がいうことではないが、金とか装備を揃えさせてもいいんだぞ?」
「そのつもりはないんで、では、さっさと書類を片付けてしまいましょう。」
その後は書類を書いたりして1日を終えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます