北西のはじめて
気づいてるぞ。お前らが俺を好きって言うこと。
「たっだいまー!」
「おぉ綾。帰ってきたんですね。」
「うん!買ってきたよー!」
「北西君、なんで綾は男子用ブレザー来てるの?」
「あいつが寒そうにしてたから着せてあげたんだよ。どうりで俺は寒いよ。」
俺って良心あったんだな。
「とりあえずもうすぐ文化祭終わるからとっとと片付けて帰るぞ。」
ー文化祭が終わるー
「終わっちゃったねー。北西君。」
「なぜ俺に話の矛先を向ける。」
「ですよね北西さん。」
「はあ...こいつらめんどくせ」
「というかさっきから綾と葵を見かけませんね。」
ー今頃二人はー
「なんなのよこの大きいメロンは!」
「いやしらねぇよ!あんたに言われても大きさは変わらないんだから!」
「はぁ...なんでだろ。私もあんなに大きくなりたかったのに。」
「綾。知ってるか?大きさって成長期のストレスの大きさで変わるんだ。」
「っ...!」
ー綾の小学校後半ー
「楽しかった!ありがとう!」
私はもともと相手が女の子だろうが男の子だろうが関係なく接する子だった。
でも私はお風呂に入る時気づいたの。
「あれ?なんか違和感を感じる。」
私が小学生6年生の頃だと思う。
でももうその頃には中学生まであと1週間ぐらいの頃だった。
でも中学校に入ったらいじめられた。
「チビ」とか「ぶりっ子」とか言われて、いつしかそれがストレスになっていたの。
「ごめん。分かってなくて。」
「ごめんね葵、説明不足で。」
ー健次郎達のところへー
(私たちは健次郎君にとある挑戦を仕掛けていた。)
「突然だけど健次郎君。」
「ん?どうしたんだ綾。」
「触っただけで4人の誰かか当てれるよな!健次郎。」
「変なところは触らないでよね〜」
「それじゃあ目隠しさせますよー」
ー第一問ー
「うーん意外とわからないものだな。」
(北西君!私のことあてて!)※答えは百海です。
「もっと上触るぞ。」
「んっ...!」
(変な声上げないでください!)
「おい。今声聞こえたぞ。百海だろ。」
「正解だけどどこ触ってんのよ!」
「すまん!わざとじゃないんだ!」
(男の子に胸触らせて私たちなにしてるんだろ。)
「とりあえずやめましょう。こんなこと想定してなかったです。」
「じゃあとりあえず俺は帰るぞ。」
はぁ...あいつらなんなんだよ。
やっぱ恋愛ってよくわかんねえな。
ん?下駄箱になんか入ってる。
手紙?
『北西君、今日綾の家で泊まらない?行けたら綾の家に来てね!
静岡県浜松市○区△△...』
え?
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