第98話心春ちゃんの心配!

僕達が樹君の話で、話し合いをしている中、心春ちゃん達女の子達も話をしていた。結愛ちゃん。凛ちゃん。葵ちゃん。陽葵ちゃん。紬ちゃん。結菜ちゃん。心春ちゃん。陽奈ちゃんとその友達二人。海咲ちゃん。渚ちゃんのメンバーで話をしている。


「樹君。この頃如何しちゃったんだろう。大人しくなっちゃって、いるかいないか分からない暗いよ。このグループになってからだって、ここまで大人しくなった訳じゃ無い。角が取れたって感じだった。こんなの樹君じゃ無い見たい!」


心春ちゃんは樹君の変わってしまった樹君を心配するのだった。


「心春ちゃん。樹君には樹君なりの考えがあると思うの。だから、落ち着いて話をしましょう!」


渚ちゃんは心春ちゃんの言葉に直ぐに反応してる。


「樹君が大人しくなって何が悪いのよ。クラスが落ち着いて良いじゃ無い!」


陽奈ちゃんは否定する。


「何よ。その言い方。心春ちゃんの前でよくそんな事を言えるわね!」


親友である結菜ちゃんは陽奈ちゃんの言葉に怒りを示す。


「本当の事を言っただけじゃ無い。何よ〜」


陽奈ちゃんは不服そうにしている。


「まあまあ、ここは歪み合う場じゃ無いんだから、もっと、ポジティブな話にしよう。陽奈ちゃんの言い分もあるとも思うのよ。ただ、否定するだけなら、簡単だと思うけど、そんな簡単な問題だけじゃ無いよね。大半のクラスメートが喜んでいるのも確かな事だもの!」


陽葵ちゃんが割って入る。


「私もそう思うは少しは大人しくなって貰いたいと思っていた物! ただね、樹が静香なのも何か寂しいのよ」


紬ちゃんがそう言うと、辺りは静まり返った。それを変えたのが結愛だった。


「お互いに言い分は有るでしょうけど、今は樹君が大人しいとか、静かになったからとかそう言う話をする問題では無いと思うのよ。もっと、根本的な話をしましょう!」


結愛ちゃんは口火を切って、話を進める。


「皆んな、結愛ちゃんの言う通りだよ。抽象する話じゃ無くて、どうしてこんな事になったかを考えるべきじゃ無いかな?」


凛ちゃんも参戦する。この戦いは厄介だ。誰が悪いとも言えないからだ。

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