第78話ライバル。イケメンだからこそ⁉︎

僕の知らない所で陽翔君と壱平君が親しくなっている様だった。新葉にとっても喜ばしい事ではあるのだけれど、どうなってるんだ?

僕は仲間になった壱平君共仲良く過ごした。クラスメートは余り面白くは無さそうだった物の壱平君達の様子を見守っている様子だった。そんな中であって、この二人の間であってはそんな事は通用するものでは無かった。


「やあ、大地君じゃ無いか。久しぶりに話をしようじゃ無いか?」


陽太君が大地君を誘う。


「何の様だい?」


「二人で話そうじゃ無いかい。ここではゆっくり話も出来ない」


「ああ。分かったよ。じゃあ、何処で話す?」


「まあ、ついて来て‼︎」


「⁇」


大地君は陽太君に着いて行った。体育館の入り口まで着くと陽太君は立ち止まり、くるりと体を反転させてこちらを向いた。


「ここなら、良いだろう。人も来ないだろうしな!」


陽太君はここの場所を選んで話を進めた。


「ああ、で、改まって何の話だ。大事な話か?」


大地君も聞く準備は出来ている。


「陽翔君の方は陽翔君がリーダーだ。これは誰もが認めている。君達が友達になっているって事は吸収されて当然陽翔君がリーダーになる。ここは君達の方も認めるだろう。ただ、僕が言いたいのは君達のリーダーが陽翔君だとしても君達は君達のリーダーがいる筈だろう? 問題なのが、何故向こうのリーダーを新葉君がやっているんだ。陽翔君も陽翔君で新葉君を中心に友達関係も動いてるし、どう考えたっておかしいだろう。大地君の方が頭も良い。人気も高い。普通大地君がリーダーだろう。僕は嫌だね。イケメンと言われている者同士。ライバルでもある。そんな君がリーダーの座に着いて無いなんておかしい納得出来ない。イケメンだからこそ、許せない。君は何故リーダーの位置にいないんだ!?」


陽太君は力強く意見する。


「イケメンだから、リーダー。いや、じゃあ何でイケメンの君がリーダーじゃ無いんだ。それこそおかしいだろう?」


「いや、僕の場合は仕方ない。陽翔君はトータルで僕よりも上回っている。リーダーの資質があるんだ。それに比べて新葉君は普通の子じゃ無いか⁇」


二人は睨み合う。

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