第65話楽しかった遠足。

楽しかった遠足も弁当を食べて、片付けをすると帰る準備をして家へと帰る。弁当を食べ終わった僕達は帰る時間までお喋りをして過ごした。


もう一つの遠足ではC組藤間花菜恵ちゃんとG組前原愛美ちゃんの出逢ってはならない二人が出逢ってしまった事で後々、余所者と言われているF組。G組。そして、僕達H組が大きく関わる問題となって行く事をまだ、僕達は知らずにいた。


遠足の余韻冷めぬ間に帰る時間が来てしまった様だ。僕達は帰る準備をし始めた。


「ちぇっ。もう帰る時間かー。楽しい時間て直ぐに終わっちまうな!」


樹君は帰る時間が来てしまったのが、残念そうだった。


「樹。安心しろ。残念なのは僕達も同じ気持ちだ。楽しかったもんな!」


まさかの陽翔君の意外な言葉に樹君は言葉を失ってしまった。皆んなが一斉に陽翔君を見る。


「楽しかったね。樹君。昨年の遠足は遠足でとても楽しかったんだけど、今年になって、皆んなと出逢えて、人が増えて楽しさも倍になった。皆んなのお陰だよ。有難う!」


新葉は今の精一杯の気持ちを口に出した。


「俺こそ、新葉君のお陰でこんなに楽しい遠足になってとても嬉しいよ。有難う。昨年の俺は好き勝手にあっちこっち一人で暴走してた。それはそれで悪くは無かったんだぜ。でも、今年、皆んなと出逢ってこんな遠足も良いなって思えたんだ。皆んなには感謝しか無いよ!」


樹君はそう言って、皆んなを感動させた。


「「「今日は本当に楽しかったね〜」」」


皆んなは一斉に言葉を口にした。皆んなで帰る準備をした。帰るだけとなった。荷物を持って移動だ。帰りは道路に既にバスが待っていた。各々、乗って来たバスに乗り込んだ。皆んな、疲れた顔をしていた。眠そうに目をうつろうつろ、うとうとしている子もいた。バスの中では完全にあっちの学校と元僕達の学校とで別れて座った。それでも僕達はあっちの学校の子達の仲間の事は思っていた。先にあっちの学校の子達が先に着いた。僕達は満面の笑みを浮かべてサヨナラの挨拶をした。


「「「バイバイ。また、明日学校で‼︎」」」


その後、僕達も仮設住宅に着いた。バスを降りた。解散。

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