第57話昼食の準備をしよう。
ジェスチャー謎解き。ジェスチャー謎解きはジェスチャーで答えを当てさせる物だ。五人でグループを作り、ジェスチャーする人。答える人。合わせて五人なので人数配置はグループに委ねられている。僕達五人は僕。渚ちゃん。海咲ちゃん。大地君。樹君だ。駈君は仲良くなった浜松蓮君のグループに入っている。
「大地君。もう一つヒント?」
今、大地君がジェスチャーをしている。僕はそれを当てようとしている。
「分かった。キリンの買い物!」
「ピンポン」
次々とジェスチャーして行く大地君。それに答えて行く僕達。いっぱい答えられたグループの勝ちだ。グループは丁度四十人いるので、八グループある。
朝陽君グループ。陽翔君グループ。駈君グループ。結愛ちゃんグループ。陽奈ちゃんグループ。凛ちゃんグループ。紬ちゃんグループ。僕達のグループに分けられる。
「一位陽翔君グループ。二位結愛ちゃんグループ。三位僕達グループでした」
陽翔君が発表した。皆んなで笑える遊びだったので、勝敗は皆んな余り気にする気配は無かった。
最後はかくれんぼ。今度は大翔君が鬼になった。
「さあ、皆んな隠れるんだ。十数える間にね。行くよ。一、二、三、四、五、六、七、八、九、十。さあ探すよ!」
大翔君は皆んなを探し出した。とは言え、ここはだだっ広いただの広間。隠れる所も無い。人間の影に入り、変装する位だ。次々と見つかる。そこが一番の難しくて、隠れがいの無い鬼ごっこだ。ただ、逃げ足が速ければ、問題も無い。大翔君の足の速さはクラスでも、極普通の速さだ。なので、樹君などはわざわざ捕まるかの様に揶揄いに行くのだった。
「ほーれほーれ。こっちこっち。捕まえてみー」
樹君は余裕の口調で揶揄っていた。大翔君はそんな樹君を相手にしないで捕まりそうな子を追い掛けていた。僕と渚ちゃんと言えば、必死で逃げ切ったせいか、捕まらずにかくれんぼも終了となった。
「皆んな。お疲れ様。今日、楽しかったですか? 休憩したら、昼食の準備をしよう!」
陽翔君が最後を締め、お昼の準備となった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます