第39話音葉のクラスメートの仲間達。

「樹生君。ハハハッ。怒られてますね。からカッチッゃ駄目だよ」


 男の子が言った。星野悠真ほしのゆうま君と朝生蒼ちょうせいあおい君だった。星野悠真。身長も体格も普通。髪型はアクティブショート。緑青の服のレモンの色にオレンジの模様のズボンに靴は緑。正義感のある一面もある。朝生蒼。身長は悠真より若干低めで体格は細め。髪型はゆるゆるテンパー。服装はブルーの服。深茶のズボン。靴は青。良く話を聞いてくれる子。優しい子だ。


「うっせー。何だよ。からかっちゃいねーよ。行くぞ」


 強気に言う樹生君。三人はその場から去る。去る時に、


「樹生君も悪いと思うけどさ。その子の方が悪いと思うけど」


 悠真君は一言残して行った。指を指された帆南ちゃんは怒って、


「何よ。私が何言ったって言うのよ。ただ、音葉ちゃんの事、和弥君と褒めただけでしょ。私が悪いって言うの」


 言って、手を机の上に叩き付けた。音葉の後を追った少女。


「音葉ちゃん。大丈夫」


 言って、来る子。藤崎葵彩ふじさきあおいちゃん。身長は音葉より、少し、高めで、体格は少し細め。髪型はポンパドール。服装は白と赤の色の服で黄色のスカート。靴はレモン色。陽菜ちゃんの親友でとても優しくて世話焼き。一方で和弥の方にも救いの手が…………………。


「ねぇ。和弥君。気にしなくても良いと思うよ。あの子達の事なんか気にしなくて良いんだからね」


 その女の子が言った。浦山咲良うらやまさくら。身長はやや高く。体格は普通。髪型はスウィートカール。服装は黒の服にピンク模様の服で灰色のチェックのスカート。靴はピンク色。学校では皆んな上靴。とても優しく。人に対して温情のあるリーダータイプ。


「うん。僕は大丈夫です」


 一言言うと恥ずかしげにその場から逃げた。音葉の方は葵彩が心配して側にいる。


「ごめん。大丈夫だよ。ちょっと、恥ずかしくなって逃げて来ちゃっただけ」


 音葉は言って、もう落ち着いた事をアピールする。


「悠真君の言う通り、樹生君も悪いけど、あの子も皆んなの前で言う事無いのにね。あれじゃあ二人は恋人ですって、言っている様な物じゃ無いよね」


 葵彩が言ったのだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る