第39話音葉のクラスメートの仲間達。
「樹生君。ハハハッ。怒られてますね。からカッチッゃ駄目だよ」
男の子が言った。
「うっせー。何だよ。からかっちゃいねーよ。行くぞ」
強気に言う樹生君。三人はその場から去る。去る時に、
「樹生君も悪いと思うけどさ。その子の方が悪いと思うけど」
悠真君は一言残して行った。指を指された帆南ちゃんは怒って、
「何よ。私が何言ったって言うのよ。ただ、音葉ちゃんの事、和弥君と褒めただけでしょ。私が悪いって言うの」
言って、手を机の上に叩き付けた。音葉の後を追った少女。
「音葉ちゃん。大丈夫」
言って、来る子。
「ねぇ。和弥君。気にしなくても良いと思うよ。あの子達の事なんか気にしなくて良いんだからね」
その女の子が言った。
「うん。僕は大丈夫です」
一言言うと恥ずかしげにその場から逃げた。音葉の方は葵彩が心配して側にいる。
「ごめん。大丈夫だよ。ちょっと、恥ずかしくなって逃げて来ちゃっただけ」
音葉は言って、もう落ち着いた事をアピールする。
「悠真君の言う通り、樹生君も悪いけど、あの子も皆んなの前で言う事無いのにね。あれじゃあ二人は恋人ですって、言っている様な物じゃ無いよね」
葵彩が言ったのだ。
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