第4話朝陽君が二人を止める。
動き出して来た関係。クラスで何が起きているんだ。
「陽奈ちゃん。葵ちゃんには勝てないとか言うもんじゃ無いわ。勝負付けちゃいけないと思うのよ」
心春ちゃんが諭す様に言った。
「そうよ」
海咲ちゃんも言って、海咲ちゃんと渚ちゃんは心春ちゃんが言ってくれた事を喜んだ。
「まあ。陽奈ちゃん。人の成績が気になる気持ちも分からなくも無いけど、人が嫌がる様な事を言うのはやめようよ。友達なんでしょう」
「ええ。そうよね。友達だもんね」
陽奈ちゃんは言った。少し、反省した様にも見えた。メンバーで話をしていると、クラスでは、やはり、樹君は陽太にちょっかいを出して文句を言っている様だった。そこでまた、
「新葉君。また、あの子ちょっかい出しているよ。やめさせて」
渚ちゃんはまた、僕に頼む。
「また、僕」
言いながら、嫌々ながら、新葉は二人の元へと行く。渚ちゃん。僕は本当に怖いんだってば、樹君とは出来れば関わりたく無いんだってば、この前の時だって、顔を殴られるかと思ったよ。それにパンチを手で受け止めたのも奇跡出し、第一に凄〜く痛かったよ。今度こそは無理無理だよ。そんな僕の気持ちとは別に渚ちゃんのお願い事は断れない僕の心は弱い。
「もう、やめなよ。樹君」
言いながら、新葉は止めに入った。
「また、お前かしつこいな!」
言って、樹は新葉を吹っ飛ばしてしまった。
「もうまたあんたはしょうもないんだから」
言って、紬が樹を吹っ飛ばした。また、朝陽が現れ二人を止める。止めた後に新葉の側に近付いて来て、
「君。大丈夫。新葉君も物好きだね。二人に関わる子はいないって言っただろう」
朝陽は言った。こんな日が続いた。そんな日の事だった。樹君にいつもちょっかい出されている陽太君が大地君の側に近付いて来た。大地君はきょとんとしている。
「君は石毛大地君だね。この頃、女の子達が僕の所から減って行ったんだけど、君の所に来てる様だね。どんな子か見に来たんだけど、何と無く分かるな。頭も良いんだって。モテるのはいいけど、気を付けて僕だけじゃ無く今に君にもちょっかい出して来ると思うから」
須田陽太が言いに来た。
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