第7話
オセロやトランプなどの遊びは二人をメインにどんどん広がっている。
正直子ども達の記憶を除いたら、昔より笑顔は増えてる気がする。
ただそれはあくまで俺を頼って遊びまくってるからだ。
その内学校も作らないとな。
「あの今日はなんでしょうか??」
「そろそろ良いかなと思って」
「まさか、私達のことを見捨てに」
「まぁ、ある意味正解」
ミーハーちゃんから恐怖と震えのが凄く伝わる。
「君達のお父さんとお母さんを元に戻そうと思って」
「えっ??」
「もう君達姉妹は、意味もなく、魔法が使えるからと差別はしなそうだし」
「本当に、本当に両親を返してくれるんですか」
「あー、俺が言うのもなんだがよく頑張って、俺に話し続けてくれた。」
「・・・それは自分の為であって」
「知ってるよ。でもミーハーちゃんは俺のことを悪い人では無いかもと思ってくれた」
「それも、ケーキとか美味しい物をくれたからで」
「それでも意識が変わってくれただけで俺にとっては嬉しいことだったし、君がいれば急に襲われるってことは無くなるだろう」
「・・・もう、ここには来れないんですか?」
(お菓子やこわかったけど、もう話せないのは寂しいな)
「いつでも来て良いよ。今度は妹ちゃんも、魔法使いを悪く言い続けた両親が反省するなら一緒においで」
「はい!!」
そして、両親を元に戻した。
それを知った他の子ども達は、俺に会いに来ることが多くなった。ただ魔法使いの意識の変革までは遠そうだ。
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