第3話

村人が町に入れてくれた。


 「どうぞ、どうぞ。」

(クソ、偉そうに!村に入ること自体おざましい。)


「ありがとうございます。」


「今夜はぐっすりしてくださいね。」

(お前が寝た時が人生の最後だ。)


「ありがとう」


「では、また。」


「あっちょっと待ってください。」


「何ですか?」

 (チッなんだよ!ゴミが!)


「この村の全ての住人を集めて貰っていいですか?水を配りたい出すし。」


「まぁー優しいですね。」

 (お前がこの住人と見れる最後の日だ。)


「そうですね。」


 (コイツ、自分のことをそう思ってんのかよ。これだから魔法使いは。)


ーーーーーーーーー

  そして、村長は村人をほぼ全員集めた。


 水を配り続けてた。


中年男性

 「ありがとうございます。」

(これが噴水か嫌だな)


 そこそこの女性

 「これでしばらく生きられます。」

(お前は死ぬけどな。)


 やっぱりこの村人のほぼ全員が魔法使いが嫌いらしい。子どもは許すとして、まぁほぼ皆殺し決定だな。


 俺は村長や村人に頼んで様々な道具や資料を集めさせてた。


 道具は催眠で全て集めた。だが情報収集は催眠だとうまく集まらないので、


  俺は男性二人とと女性二人に魔法をかけて、お互いに心で読めるようにしている。


 (ほらしっかりメモを取れ!)(お前ノルマ達成出来ないなら、)


 (ひぃー!殺さいで!)(解放して下さい!クソ魔法使い!)

 (必死にやりますから、生かしてください!)(頑張るので殺さないで!)

 この村人を今日の夜滅ぼすことにしている。

 と言うより、村人から襲われるから反撃するからである。


 残す人も決めている。

 まず子供全員は確定。そして、魔法使いを嫌っていない人と、嫌っているがそのことに疑問を持つものは対象外としている。

 

ーーーーーー

 夜、寝ていると魔法により目が覚める。


 どうやら火をつけられてようだ。


 嫌なことを思い出すな。こんなことをされなかったら誰も傷つけないつもりだったが、やっぱりするか。


 魔法を発動した。村全体の催眠魔法。

 この魔法を使って掛かった人は催眠にかかる。デメリットとして二度ともと状態に戻ることはない。


 燃えてる部屋から出る。


 おっ、いるね。


 燃えてる宿の近くに大量の村人の大人達がいる。


 「お父さんー!!」「お母さんー!!」


ごめんね。子ども達でもしなきゃやられてたから。

まぁどう頑張っても殺さないだろうけど。


 運悪く、宿近くにいる人は逃げることもせず燃えている。


 そして、自分をゾンビのように追いかけてくる。

 

 とりあえず宿の火を消した。


 そして、ゾンビ人達を檻の中に入れる。いつでも使えるように。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る