第4話

まさか火を付けられるとは・・・きっと人間達は魔女には火をと言う考えがあるのだろうか?


子ども達が憎むように俺を見る。

 まぁそりゃこの街の大人たち全然をゾンビのようにしたから当然か


 「お父さんを返して!!」

小さな子どもに叩かれる。


 「でも、君のお父さんは俺を殺そうしたんだ。」


「それは、魔法を使う悪魔だから!!殺そうとして当然でしょ」


幾ら子どもでも、怒りが一瞬湧いたが、抑えた。


 少し心が痛むけど、


「なら、別にその悪魔が君を殺しても良いんだよ」


 「・ひぃ!!」


ついでに周りの子供もビビってる。


 「君たち、一応言うとね、俺を殺したらもう水は手に入らなくなる。もうそんな気持ちじゃ君達は生きていけないよ」


(お前ら魔法使いのせいで)(お父さん、お母さん)


「君達は、これから魔法使い。俺たちに媚を売り続けないと生きていけない。別に俺もこんな世界もとからいつでも作ろうと思えば出来たけどやらなかった。」


「なんで!!」


「それは単純に俺があんまり傷つけたくないからだよ。」


「なら、お父さんとお母さんも返してよ!!」


俺はその子前に瞬間移動をする。


 「なら・・・君。ここで死ぬかい?」


「えっ??」


「君が死んだら二人は解放してあげよう」


「・・・っ」


 「この子だけじゃない!!みんなもだ!!」


子ども達は恐怖する。


 「ちなみに死ぬのは一瞬じゃない、火に焼かれて死んで貰う。非常に苦しい時間が待っているぞ」


誰一人声をあげない。


「出来ないよね。俺も出来ないと思う。けどそう言うことなの、誰かのためよりは自分を守りたい。俺はだから、自分を守る為にしただけ」


子ども達がとっても伝わる。寂しさ、恐怖、恨み、復讐心、


 でも仕方ない、子ども達はそれくらい、今は魔法使いについて恐怖を感じ、考える必要がある。命の大切さ、我が身と家族が失ったことから分からせる。


 「みんな納得はしないだろうが、これから君達は俺に媚びを売り続けるんだ。生きる為に、それが君達の今日からの生活だ。」

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