第3話

学校の授業が始まるにはまだ大分だいぶ日数があるので適当に使うもよし、辞めてもよいという境遇にいた私は、当分居座る覚悟をした。


中国のある資産家の息子で金に不自由のない男であった男が友人にいたかは定かではないが、そこにいた人間は基本的に中学、高校生であり年が年なので、生活の程度は私とそう変りもしなかった。


したがって一人ぼっちになった私は別に友人を探すのに苦労はしなかったのである。


SNS-BOSCHVOS-はネットでも辺鄙なところにあった。

ネトゲ等のハイカラなものには長い畷を一つ越さなければ手が届かなかった。

それもそのはず、PCのスペックが当時は色々限界だったからである。

その中でもFLASHゲームはただひたすらに共通言語であった。

良き時代である。

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