そのご。農家始めました
春の息吹を感じる頃、私達夫婦は移住した。看護師をしていた頃は特殊な病院で働いていたため、患者さんからの暴言暴力は日常茶飯事だった。そんな日々の喧騒を忘れ「本当に看護師してたっけ」と言いたくなるぐらいのTHE・田舎への移住。ぼくの夏休みでしかみない世界線、あったんですね。引っ越しやら手続きやらを片付け、移住後一ヶ月後に本格的な農家スタート。
「いや、ビニールハウス多くね?」七棟と聞いていたが、実際見ると二十八棟もある。話が違うにも程がある。「三棟つの連結も五棟つの連結もまとめて一棟だから」そんな話がありますか?想定の四倍て、この量を家族経営て、寝耳にスプラッシュマウンテンだよ。 そう、実際の農家はのんびりとは真反対の世界。作物を作ってナンボの世界。太陽より早起きし、お月様より早く寝る怒涛の生活。もちろんゲームなんてやる暇も元気もなく、「なんでだよおおおおおお!」と某賭博映画の主人公のように私は荒ぶっていった。
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