第17話 青春Ⅲ
高1の終わり
あまりにちゃんと学校に行かな過ぎて年欠をだしてしまった。
1年間で休んでいい日を越してしまったのだ。
もう学校辞めるしかないのかなと思いながら
赤点や単位を落としたした教科の担任の先生のところに行って
課題をもらってこいと言われ、私は各担任のところを回っていた。
一人すごく怖い先生がいた。
生物の先生だ。
見るからにむっつりしている顔をしていて口周りはネバネバしている感じが気持ち悪くてしかたなかった。
暴言を吐くは物に当たりちらすわで私は怖くて泣いてしまった。
その後、化学の担任にも呼ばれていた為、涙が収まりきらない中行った。
化学の先生は何を勘違いしたのか
私が学校を辞めたくなくて泣いてると勘違いし、なんとかするから課題だけやりなと言われた。
そのおかげで私は高2になれた。
だからと言って私が真面目になることはなかった。
彼氏ができない事に不安を感じていた。
高校生になってから彼氏と別れてもすぐ新しい人を作っていたから。
依存体質はこの頃からだと思う。
親を見てきたからか別れてもすぐ違う人に行くことが普通だと思っていたし
男での淋しさは男でしか解消できないと思っていた。
高2の春、同じクラスの男子と付き合った。
それも本当の好きとかではなく好きかもしれないくらいの
甘酸っぱい恋愛ごっこがしたかっただけなのかもしれない。
案の定すぐに別れた。
恋愛は最初が肝心な気がする。
初めて付き合う人がちゃんとお互いに気持ちがあって長く付き合えていたなら
もっとまともな関係を築けていける人になったのかもしれない。
長く付き合っている友達が羨ましかった。
新しい友達もできた。
入学式の時にあの子可愛い!!友達になりたいと思っていた子と同じクラスになったから迷わず声をかけた。
男女問わず友達が多いその子はかわいいのにサバサバしていてすごく明るい子だった。
そしてすごくモテる。
よく一緒に遊ぶようになった。
地元も隣駅だったこともあり地元の夏祭りに一緒にいくことになった。
何人か誘おうかということになり、友達が何人か声をかけた。
その中の一人が「しんちゃん」だった。
同じ高校で唯一、中学が同じだった男の子。
関わることないからいいかと思っていたのにまさか友達がしんちゃんと仲良かったとは思わなかった。
なんかいやだなと思いながら夏祭りにいった。
意外にもしんちゃんはいい人で意気投合した。
そしてわたしが同中のたけとたまにあってることを伝えると
会いたいから今度、誘って遊ぼうよと言うことになった。
空を見上げられるまで sironeko @sironeko32
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