孤甚辞仰奴死

双葉紫明

第1話

言うわやすしきよし。

那須はとちぎ。

個人事業。

誰でも思い付きで始められる。

うまくいくかもしれない。

うまくいかなかったら、辞めれば良い。

人生で一度くらい。

誰もが経験したら良い。

何をしようが自由。

誰の束縛も受けない。

理想にチャレンジ出来る。

良い事づくめ。

実際に個人事業で成功してる人が沢山居る。

しかし、その陰には、その何十、いや、何百倍もの失敗者が居る。

単純にどんな物事とも変わらない。

それで生計立てられるのは、ほんの一握り。

スポーツや芸術、その他の分野、どれとも変わらない。

けれど、その多岐の分野に所謂個人事業主が存在するから、安易なイメージが助長される。

実際に10年。

事業を無理繰り維持してきた僕なりの、失敗続きの日々を振り返り、何も得て何を失ったのか?

そこにどんな根因があって、どんな対処が良くなかったのか?

明日も知れない今日の先。

それはわからない。

だから、失敗学ってもんでもない。

もしかしたら誰かの役に立つかもしれない。

そんな程度にぼちぼち書いて行きます。

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孤甚辞仰奴死 双葉紫明 @futabasimei

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