第10話 日記 おがさわら けいと

 おとうさんに、ゆめのはなしをした。ぼくは、ゆうしゃのつるぎをもっているんだっていったら、おとうさんが、おれもほしいなっていった。だから、あげるよっていって、こしにさしたとうめいなけんを、ぬいてわたした。おとうさんは、けんをじぶんのこしにさした。


「けいとになにかあったら、まもってやれるな」

って、おとうさんはいった。


 ぼくは、おとうさんがだいすきです。おかあさんのことも、おなじくらいだいすきです。


 ふたりのこどもで、ぼくはしあわせです。


 おとうさんがまものにおそわれたら、ぼくは、いっしょにたたかうぞ。ぼくは、ゆうしゃのつるぎをもっていないけど、ぼくはゆうしゃだから、だれにもまけないんだ。

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