王と異国民

「あれ?私ら生きてる!?」「うぇーーーん」不思議に思う人や友達と会えて、嬉しくて、泣いている人などが周りにいる。

 誰も俺が倒したのは、知らない様子だ。

 まぁー別にいいけど……

『喜んでいただいているようだけど、そちらに使用人を送った。その使用人に従って来てくれ』とプツッと切れた。

 まだ、居ないのかよー早く来いよー

「ドカン」と空から何かが降下して来た。

 飛行機よりも速い速度で何かが飛んできたのだろう。

「痛いよーうぇーーーん」頭から突っ込んだようで痛いようだ。少女のような声が聞こえる。

「頭、打ったーーあれ?ここどこ?で、あなた達は誰?」

「そちらこそ、あなたは……誰ですか……?」このクラスの男子委員長・豚林馬走とんばやしばそうが言った。

「私は王様の使用人である、シャロッル・アビ。もしかして、君達が勇者様方?」

 ご名答。こんな少女に行かすとは、何と情けない王様なのだ。

「そうです」と落ち着いた声でまた、男子委員長・豚林馬走とんばやしばそうが説明してくれた。

「良かったーここであってたんだー!なら、ついて来てもらうよ!」

「全員、ここに来て!」とシャロッルが言って、全員はそれに応じるように動き出した。

 そこに、全員が集まったと同時に、シャロッルが魔法を放った。

空速動スカイウォーク」風を呼び出し、全員を空に上げ、移動させた。

「ギャーーー」「高いーーー」などと喚いている。

 やはり、うるさい。


「さて着きましたよ。王都に」

 とてつもない大きさの門の前まで飛ばしてきた。

 長い旅?は、終了した。

 何人かは、顔が青い色に染まっている。

「では、謁見の間に案内しよう」シャロッルに案内してもらっている。


 歩くこと数分、

「シャロッル、おつかれ。休んでよいぞ」

「御意。王様」と膝を突いて、お応えしている。

「君達が勇者様だね?お会いするのは今回が初なので、改めて自己紹介をさせていただく。私は、フォス・オプクロと申す。この国の81代目の王だ」王様は自己紹介を行った。

地召アープ」シャロッルが地図を召喚した。

「この国のことを説明させていただきます。この国は、オプクロと言われる国です。西には、魔王城がある魔物国テラバシ。南には、獣人しか居ない獣国ティラバシ。北には、エルフしか居ない精霊国プネバシ。東には、妖しか居ない幽国ファンバシ。それらの国に囲われている国です」地図を示しながら、説明をしてくれた。

「分かりましたか?何か質問はありますか?」シャロッルは説明を終わらせた。

「何となくですが、分かりました。ありがとうございます」豚林委員長は返答をした。

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