第2話幼稚園で

今日は、みどり幼稚園で稲本とトンちゃんは幼児と対面した。

「みどり幼稚園のみんな〜、元気かな〜?」


【うん、げんきぃ〜】


「みんな、元気一杯だねぇ〜。ねぇ、トンちゃん?」


『やいっ、このクソガキら、お前らはちょいと前までは、精子だったんだぞ!』


【せ〜し〜?】


『オメェら、精子も分かんねぇのか!』

「ち、ちょっとトンちゃん。今日は、特に酷いよ!」

『オジサン、ちょっと一杯良いかな?』

「ダメダメ、幼稚園児の前で飲酒はダメだよ」


『全く、コキ使いやがって。あっ、先生!おっぱいデカいね。お母さんは、ホルスタイン?』


「ダメダメ、幼稚園教諭にセクハラは禁止だよ!」


そこへ、園長がやって来た。

「もう、結構です。帰って下さい」

「え?す、すいません」


園長は茶封筒を稲本に渡した。

中身は3万円だった。

オジサンは帰りにくら寿司に寄り、日本酒を飲んだ。


こんな、腹話術師がいたって良いじゃないか?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る